INFP人生記

著者:MBTI診断INFP-T/男/家庭持ち/1980年生/吃音/HSP/営業職

幼少期の衝撃体験:空を飛びたかった私が気づいた本当の幸福

こんにちは、INFP-Tの田中です。4歳の誕生日、両親がプレゼントしてくれたのは、当時憧れていたアニメの主人公が身につけていた「空を飛べるマント」のおもちゃでした。子どもの頃の私は、このプレゼントに夢中になり、胸が高鳴ったのを今でも覚えています。

「これで空を飛べる!」

そのマントを羽織った瞬間、私は本気でそう信じていました。大好きなキャラクターのように空高く舞い上がる自分を想像して、わくわくしながら高い堤防の上に立ったのです。

でも次の瞬間、私の記憶は途切れています。

「飛べる」と信じた私が見た現実

後から聞いた話によると、私はその堤防から下の岩場へ向かって飛び降りたそうです。その結果、私の身体は無数の傷を負い、赤い血があたり一面に広がる事態となったとか。

マントを羽織った子どもが無邪気に飛び降りる姿に、周りの大人たちは一瞬凍りつき、次には悲鳴を上げたと言います。平和だったその日の風景が、一気に地獄絵図に変わったと。

「よく生きていたね。」と両親は後に語ってくれましたが、その時の彼らの気持ちを想像すると、胸が締め付けられる思いです。

過去の自分が問いかけるもの

あの時の私は、「空を飛ぶ」という理想を追い求め、その結果痛みや危険を招いてしまいました。でも、もしかすると今の私は、あの日からずっと何かを追い求めているのかもしれません。

理想の仕事、理想の家庭、理想の自分――。私たちはみんな、それぞれの「空を飛ぶ夢」を抱えて生きています。でも、その理想を追い求めることで、逆に自分を追い詰めたり、傷つけたりしてしまうこともあるのではないでしょうか。

幸福とは何か

あの幼少期の記憶を思い出すと、私はいつも自分に問いかけます。
「本当に幸せとは何だろう?」

夢や理想を追いかけるのも大切ですが、それが全てではないと気づきました。日常にある何気ない平穏――特別なことが起こらない日々こそが、実はとても貴重なのだと。

「何も起こらない退屈な日々」なんて言われることもありますが、その退屈さの中にこそ安心や心の平和があるのではないでしょうか。

今を大切にするということ

理想を追い求めるのもいいですが、それによって自分を傷つけたり、無理をし過ぎたりすることは避けたいものです。あの日の私のように、飛び降りた後で「こんなはずじゃなかった」と気づく前に、一度立ち止まって自分の足元を見つめ直すことが大切だと思います。

平穏で穏やかな日々。それは目立たないけれど、かけがえのないものです。

この世界で何かを追い求める一方で、今ある自分や生活に感謝し、少しずつ積み上げていくこと。それが本当の幸福に繋がるのかもしれません。

この記事を通じて、同じように理想や目標に悩む方が少しでも「今」を大切にするきっかけになれば嬉しいです。