こんにちは、INFPの田中です。今回は、「逃げてもいい」という視点で、コミュ障の生き方について考えてみたいと思います。お店でポイントカードが作れなかったり、お水のおかわりを頼むのが億劫だったり、些細な場面でも他人と接することに苦手意識を感じている方にとって、人生はまるで「逃げることの連続」に思えることがあるでしょう。実際、私もその一人です。
人間関係や学校、仕事で逃げたくなる時、私たちは「このままでいいのか?」と自問することが多いでしょう。しかし、「人生の9割は逃げていい」という考えを提唱している井口晃さんの著書を読み、気づかされることがたくさんありました。井口さんもまた、逃げ続けた経験を持ちながら、やがて「本当にやりたいこと」に出会い、自分のユートピアにたどり着いた一人です。
「逃げる」という選択の意義
日本には「石の上にも三年」「堪忍は一生の宝」など、我慢を美徳とする考え方が根強くあります。特に、途中で辞めることや転職は、どこか「辛抱できない」としてネガティブに捉えられがちです。私もその価値観の中で生きてきた一人であり、「辞める」「逃げる」ことに対して後ろめたさを感じてきました。
しかし、井口さんは「逃げる」ことを通じて見えてくる選択肢があると言います。たとえ逃げたとしても、それは次の可能性を探るための一歩であり、「逃げることで広がる景色」があるのです。つまり、「逃げる」ことは決して悪いことではなく、新たな道を見つけるためのプロセスでもあります。
井口晃さんの経験|「逃げる」ことで見つけた自分の居場所
井口さんは、中学時代にいじめを受けた経験から、転校を5回も重ね、その後も様々な環境に馴染めずに国外へと移住。しかし、そこでもうまくいかず帰国してニート生活を送りました。そうやって「逃げる」ことを重ねた先で、やがて自分のやるべきことに気づき、現在は多くの人に勇気を与える仕事をしています。
井口さんは「ただ逃げるだけでなく、理想の追求と共に逃げる」ことを強調しています。彼の言葉によれば、理想があるからこそ新たな道を探し続け、そして「本当にふさわしい場所」にたどり着くことができるのです。
「逃げ癖」がつく理由とその先の可能性
コミュ障の私たちは、たとえ些細なことでも避けたくなり、「逃げ癖」がついてしまうことがあります。例えば、学校で「辞めたい」、職場で「辞めたい」と感じてしまうのは、自分の理想と現実が大きく異なるときです。
しかし、「逃げる」と決断することは、決して投げやりな選択ではありません。むしろ、自分に合わない環境から抜け出し、自分にとってのユートピアを見つけるための大切な選択なのです。逃げる先には、決して消極的な結果ではなく、自分にとって心地よい、成長できる新しい場所が待っているかもしれません。
逃げることを正当化するのではなく、「理想の追求」としての逃避を考える
ただし、「逃げる」という行為は、自分の理想を持った上で行うことが大切です。目標もなく逃げてしまうと、その先で待っているのは孤独や自己嫌悪かもしれません。逆に、どんな環境でどんな人と過ごしたいかという理想を明確に持ち、それを求めて「逃げる」ことで、自然と道が見えてきます。
井口さんの言う「9割は逃げていい」という考えも、決して無計画なものではありません。あくまで「自分の成長に繋がる逃げ道」を探す姿勢こそが、最終的に自分を満たすユートピアへの道に繋がるのです。
本書から心に残った言葉
井口晃さんの本の中で、特に心に残った言葉をいくつかご紹介します。
- 「大好きで情熱的になれる仕事を、『逃げること』を通じて見つけるしかない」
- 「逃げれば、選択肢が増え、見える世界が広がる」
- 「人生がうまくいかないのは『あなたが悪い』からではない」
- 「人間関係に執着しすぎないことが大切」:「この人しかいない」「このコミュニティしかない」と思い込みすぎるのは、苦しみのもとです。
- 「自分を成長させてくれる場所に身を置く」:少し緊張感のある環境に飛び込み、「ふさわしい自分」になるために頑張ることで成長できます。
まとめ|コミュ障でも「逃げる勇気」でユートピアにたどり着く
もしあなたが、仕事や人間関係で苦しみ、何もかもから逃げ出したいと思っているならば、まずは「理想」を明確にしてみてください。その上で、嫌な場所から逃げる勇気を持ち、新しい環境や出会いを求めてみましょう。
「逃げる」というのは、一見ネガティブな響きかもしれませんが、自分の理想や価値観に合った人生を見つけるための積極的な手段でもあります。逃げることで広がる世界があるのだとしたら、それは「新しい道」を見つけるための大切なプロセスではないでしょうか。
本書は、コミュ障の方にとっても非常に励まされる一冊です。興味のある方は、ぜひ読んでみてください。