INFP人生記

著者:MBTI診断INFP-T/男/家庭持ち/1980年生/吃音/HSP/営業職

日付が弱くて、構造に酔う私の話

こんにちは。INFPの田中です。 ― INFPだと思っていたら、少しだけ戦略脳でした。というより社会生活の中で性格もまた少しずつ変遷していくものです。

 

さて私は、今日が何日なのか分からなくなることがあります。

「あれ、今日は何日だっけ?」

曜日は分かります。
ゴミ出しの日も、仕事のリズムも把握しています。
けれど「◯月◯日」という数字だけが、ふっと抜け落ちるのです。

その一方で、

「あの出来事は何か月前だったか」

という問いには、かなり正確に答えられます。

あれは肋骨を痛めていた頃。
あのプロジェクトが動き始めた時期。
自分の人生観や仕事観が少し変わったあの季節。

私はどうやら、数字ではなく「物語」で時間を覚えているようです。

正直に言えば、少し不安でした。
何か脳のどこかが欠けているのではないか、と。

ですが、あるとき気づきました。

携帯電話を持ち始めてから、日付の感覚が弱くなったのです。今が46歳ですからかれこれ25年ほど前から、徐々に。

ロック画面を見れば日付が表示される。
カレンダーアプリが予定を教えてくれる。
確認すればすぐ分かる。

つまり私は、覚えるのをやめただけでした。

私の脳は、おそらくとても楽をしようとしています。

「外部に保存できるものは、内部に持たない。」

では、代わりに何を保存しようとしているのか。

構造です。
理解です。
仕組みです。

私は丸暗記が得意ではありません。
けれど、一度「なるほど」と腑に落ちたことは、ほとんど忘れません。

分からないことに出会うと、不安よりも先に、

「どういう構造なのだろうか」

と考え始めます。

攻略したくなるのです。

仕事でも、人間関係でも、
私はつい「仕組み」を探してしまいます。

自分ではINFPだと思っていました。

意味を大切にし、内省し、物語で世界を理解する。
たしかにその部分はあります。

けれど今回あらためて気づいたのは、
私はただ感情で動いているわけではない、ということでした。

理解できた瞬間に、強い快感があります。
構造が見えた瞬間に、少し酔うのです。

日付は覚えないのに、
社内のWi-Fiの長いパスワードは誰よりも覚えている。

それもきっと、私は無意識にパターンを見つけて、
「構造物」として保存しているからでしょう。

もし私と同じように、

・丸暗記は苦手なのに
・理解したことは忘れない
・分からないと攻略したくなる

という感覚をお持ちの方がいらっしゃるなら、

それは欠落ではなく、
もしかすると「設計者型」の脳なのかもしれません。

日付が弱い私ですが、
物語の時間は、かなり濃く生きているつもりです。

そして今日もまた、
世界の構造を少しだけ理解できたことに、
静かな満足を覚えています。