こんにちは、INFP-Tの田中です。
今日は、同じようにINFPやISFPの気質を持って生きる皆さんと、「仕事」という、避けては通れない現実について語ってみたいと思います。
私の元に、京都在住の読者さんから一通のコメントが届きました。「自分はINFPとISFPの両方の特徴がある」とのこと。そして、「その性格ではサラリーマン社会が本当にしんどい」と。
…痛いほど、わかります。
私もINFPで、しかも吃音やHSPという特徴を抱えながら、20年以上営業職として働いています。正直、向いているなんて一度も思ったことはありません。けれど、それでもやれている。やらざるを得ないというのが本音ですが、なんとか生き残ってきました。
INFPやISFPは、感受性が強くて、人の気持ちに敏感で、でもその分、社会の「正解」や「空気」に押しつぶされやすい。周囲に合わせるのに疲れて、自分を見失いがちです。ネットで検索すれば、「INFPは働くのに向いてない」「現実に適応できない」といったネガティブな見出しばかり。
確かに、MBTI診断ではINFPやISFPは「クリエイティブな仕事」に向いているとされます。作家、イラストレーター、デザイナー、カウンセラーなど、自己表現や共感性を活かせる仕事。しかし、現実の日本社会では、それらの職に就ける人は一握り。しかも、未経験では門前払い。生活も成り立たないのが現実です。
特に、家族を持つと「夢を追う」なんて言ってられない。大黒柱として、安定を最優先せざるを得ない。私も、営業職なんて最初はまったく興味なかった。でも、家族の生活を守るために続けてきた。その結果、ある程度はこなせるようになりました。もちろん、今でも毎日どこかで「向いてない」と感じながら働いています。
では、私たちINFPやISFPのような内向型人間は、どうやって社会で生きていけばいいのでしょうか。
一つ言えるのは、「適職」ではなく、「適応職」を見つけることが大切だということです。
本当に自分に向いている仕事が見つかれば最高です。でも、それは人生の後半に気づくことも多い。だったら、今の自分がなんとか「適応」できる仕事を見つけて、そこから「自分らしさ」をちょっとずつ取り戻していけばいいんです。
私は営業という仕事の中でも、プレッシャーの強い新規開拓より、既存顧客との関係構築の方が得意でした。数字を追うより、人との信頼関係をじっくり築くスタイルが、自分には合っていた。そんな風に、同じ職種でもスタイルを変えることで、少しずつ自分に寄せていくことができるんです。
また、今は副業も当たり前の時代。SNSやブログで発信すれば、趣味が仕事になる可能性もあります。私もこのブログを書き始めて、たくさんの共感やコメントをいただくようになりました。これが仕事に直結しているわけではないけれど、「誰かの役に立っている」と感じられることが、自分の自信になっています。
INFPやISFPは、「人と違っている」ことに苦しむことが多い。でも、その「違い」が、じつは社会にとって大切な「多様性」を支える要素でもあるんです。誰もが社交的で、論理的で、競争心にあふれていたら、社会はギスギスしてしまいます。私たちのような「静かな共感者」がいるからこそ、バランスが取れているんです。
だから、どうか自分を責めないでください。
「普通」に見せるために疲れてもいい。でも、どこかで少しずつ「自分らしさ」を取り戻す努力をしていってください。私も、今でも葛藤の中で生きています。けれど、同じように悩んでいる人たちとこうして言葉を交わせることが、何よりの支えになっています。
最後に。
あなたは「変わっている」かもしれません。でも、「間違っている」わけじゃない。
その個性を、すこしずつ形にしていきましょう。私たちには、その力がきっとあると思います。