コミュ障の私が営業19年を経て学んだ「自分に合った職業の選び方」
こんにちは。コミュ障で人見知り、それでも頑張って営業職を19年間(※2024年時点)続けてきたINFP田中です。営業のキャリアは長く積んだものの、内心ではずっと「酸欠状態」。
実を言うと、「内向的だからこそ営業で成功できる」といった世間の、自己啓発本にありがちなメッセージには、今や少しも共感できなくなっています。
確かに営業を始めたばかりの頃は、いくつかのテクニックを身につけ、ある程度の「成功」を感じる時期もありました。しかし、長期的に見るとやはりコミュ障で内向的な性格は本質的に変わりません。何度も試みても「人と話すのが好き」「営業が得意」というタイプにはなれなかったのです。
コミュ障の現実:社交スキルは身に付くが「消耗する」
営業を続けてきたおかげで、人と会話するための「表面的な」テクニックや、挨拶や軽いトークのスキルは身につきました。でも、それはあくまで表面的なもの。根本的な性格が変わるわけではありません。
コミュ障でも「行きずりの異性に対してアプローチができる」とか「営業で成功できる」と言われ、私も実践してきたつもりですが、実現できたとしても、実際には「無理してスイッチを入れている状態」で、その瞬間瞬間をごまかしている感じです。心の中では疲れ切り、ひとつの会話が終わるたびに消耗している自分がいます。
営業で得たスキルのおかげで、一見すると周囲から「社交的」に見えることもあるかもしれませんが、それは「役割」を演じているだけ。自分の本来の性格とは別物だという感覚はずっと残っています。
「コミュ障は不治の病」と悟るまでの経験
営業職に10年以上、そして社会人スポーツサークルにも入ってみて人と関わり続けた結果、私が学んだのは「コミュ障は基本的には治らない」ということでした。
根本的な内向性や話すことへの苦手意識は、いくら努力しても簡単には変えられないと感じています。
もちろん、こうした経験のおかげで、人との会話でのマナーや表面的な作法は身につけられます。また、その結果として、相手から「コミュ障」とは思われないレベルにまで見せかけることもできます。しかし、だからといって心の底から人との会話を楽しめるようにはならなかったのです。
コミュ障が選ぶべき職業とは?
営業や接客の仕事を経験して得た最大の学びは「コミュ障的な人は職業選びを慎重にすべき」ということです。
もし内向的で人見知りだと自覚しているのであれば、自己啓発本などに書かれた「内気でも営業できる」といった意見に流されてはいけません。
営業や接客業、または外交的なスキルが求められる仕事は、コミュ障の人にとっては精神的な負担が大きい場合が多く、長く続けるのは非常に難しいのです。むしろ、決まったタスクを一人で淡々とこなせるような仕事のほうが、無理なく取り組めるでしょう。
一例を挙げると、データ入力やライティングなどの職業は、人と関わる機会が少なく、自分のペースで働けるため、内向的な人には向いています。逆に、クリエイティブな仕事や企画職は、プレッシャーや人との調整が多く、精神的に疲弊しがちなので注意が必要です。
自己啓発本に惑わされず、自分の性格を受け入れる
世の中には「内向的な性格を克服するために、あえて営業職に就くべき」といった意見が溢れています。しかし、経験上、内向的な性格を根本から変えるのは至難の業です。無理に「克服」しようとするよりも、自分の性格を受け入れて、自分に合った仕事を探すほうが、長い目で見て精神的に安定します。
また、たとえ「内気でも営業で成功している」とされる人がいても、彼らは内面に強い情熱や特別な目的を持っているケースが多いもの。内向的な人が無理をして自己啓発に頼っても、かえって精神的に消耗してしまう危険があるのです。
まとめ:コミュ障が仕事を選ぶ際のポイント
内向的で人見知りだと自覚している方は、無理に外交的な仕事や人と頻繁に関わる仕事を選ばず、自分に合った「ひとりでも取り組める仕事」を見つけることが大切です。たとえば、リモートワークが可能な職業や一人で完結する作業が中心の職業が、内向的な人には向いています。
営業職で19年を過ごした私だからこそ言えること。それは「自分の性格に合った仕事を選ぶことが、無理なく長続きできる職業生活につながる」ということです。今、職業選びで悩んでいる方は、自分に合ったペースで働ける仕事を探し、無理のない働き方を目指してみてください。