INFP人生記

著者:MBTI診断INFP-T/男/家庭持ち/1980年生/吃音/HSP/営業職

同じ曲を聞き続けてしまう

INFPの田中です。

気がつくと、私は同じ曲ばかりを繰り返し聴いてしまうことがあります。普通、同じ曲を何度も聴けば飽きるはずです。特に、カラオケの練習など特別な理由がない限り、同じメロディを繰り返すことは少ないでしょう。しかし、なぜかその曲に執着して、狂ったようにリピートしてしまいたくなることがあるのです。

これを異常だと感じることもあります。どうしてこんなに同じ歌を何度も聴きたいのだろうと、違う曲に変えようとしても、なぜか強い不安や退屈感を感じてしまい、結局元の曲に戻さずにはいられません。その執着は、同じアーティストの似たような曲でさえ物足りなく、またあの曲に戻りたくなるほど強いものです。

私が気づくと、気に入った曲をリピートし続けて1時間以上経過していることがあります。若い頃から何度も経験したことで、最初はその行動に嫌気が差している自分もいるのですが、それでもつい聴き続けてしまうのです。まるで飽きるタイミングを待ち望んでいるかのように。

その後、頭の中にその曲がこびりつき、音楽を止めても脳内で繰り返し再生されることがあります。これは「イヤーワーム」という現象で、強迫的に曲が頭から離れなくなることです。音楽を止めても、無意識に再生してしまうことに徒労感を感じながらも、結局またプレーヤーに手が伸びてしまうという悪循環に陥ります。

私は、音楽に一目惚れ(もしくは一聴き惚れ)することは少なく、メジャーなヒット曲やテレビドラマの主題歌など、誰もが聴いているような曲に徐々に引き込まれていきます。最初は気づかなかった曲も、何度も耳にするうちに「お?なんだかいい曲だな?」と感じるようになり、さらに繰り返して聴くうちに、気づけば口ずさんでいる自分に気づきます。曲の細かい部分まで意識し、音程がどうだったかを確認するようになり、最終的にその曲に強く執着してしまいます。気がつけば、またリピート再生しているパターンに陥ってしまうのです。

このような現象を解決するためには、『ガムを噛む』とか、アナグラム(言葉遊び)などの方法が推奨されています。しかし、私の場合は、一度同じ曲をリピートし始めると、そのループから抜け出せなくなり、頭の中でその曲が永遠に回り続けてしまいます。そうなると、メモリを消耗するように疲れ果ててしまうのです。

では、なぜこのような現象が起こるのでしょうか。一つの説として、これは鬱病的な傾向と関係があると言われています。同じ曲を繰り返し聴くという行動は、変化を避けたいという保守的な心理から来ているとされています。この保守的な態度が鬱病の心理に通じる部分があるという指摘です。しかし、私は実際に鬱病を経験したことがないため、必ずしもこの説明が当てはまるわけではないでしょう。とはいえ、不安や緊張を感じているときに、その気持ちを紛らわすために同じ曲を繰り返し聴いている自分がいるのも事実です。これを考えると、この現象は必ずしも健全ではない可能性もあります。そのため、強制的にプレーヤーをランダム再生にする習慣を作ることが有効かもしれません。

追記として、私が気づいたことがあります。それは、仕事が忙しいときは同じ曲を聴いたことを忘れてしまうということです。忙しくて考える暇がないため、曲が表層意識に浮かんでこないのです。しかし、忙しさによる疲労感もまた消耗する原因となるため、それが良いのか悪いのかは判断しがたいところです。