INFP人生記

著者:MBTI診断INFP-T/男/家庭持ち/1980年生/吃音/HSP/営業職

40歳、コロナ禍で感じた自粛生活への憧れと老いの実感

こんにちは、INFP-Tの田中です。私が初めて「老い」という言葉を意識したのは、40歳を迎える直前のことでした。その日は特別な出来事があったわけでもなく、ただ普段通りに仕事を終え、帰宅した夜でした。鏡に映る自分を見てふと思ったのです。「ああ、ここから先は若さを取り戻すというより、老いを受け入れていく段階なのか」と。

コロナ禍という未曾有の状況下で、自粛生活が求められた数年間。この期間をどう受け止めるかは人それぞれでしょう。多くの人が外出制限に疲れ、自由を奪われたストレスを抱えている中で、私は少し違った感情を抱いていました。それは、外に出る必要がない生活に、どこか安堵感を覚えていたからです。

もともと人混みや社交の場が苦手だった私は、「自粛」という大義名分が与えられたことで、心が少し軽くなった気がしました。もちろん、コロナそのものが招いた多くの不幸を考えると、こんなふうに感じる自分を責めたくなることもあります。でも、「ひっそりと静かな時間を持てる」という環境に、ほっとしたのも事実でした。

金曜の夜、仕事を終えて帰宅すると、「ああ、明日は外に出なくてもいい」という安心感が私を包みます。普段なら、「もっとアクティブに動かなくては」と自分を急き立ててしまうのですが、自粛生活の間だけは、何もしないことに罪悪感を覚えずに済むのです。

しかし、そんな自粛生活の中でも、私にとっての課題は尽きませんでした。特に、酒量の増加は自分でも気になるところでした。若い頃は「体が強い」と信じて疑わなかった私も、最近では少し飲んだだけで翌日に影響が出るようになりました。アルコールに頼る生活を続けていれば、体への負担は明白です。

最近読んだ記事によれば、老いの兆候を感じるタイミングは、身体的な変化と心理的な受容が重なる瞬間に訪れるそうです。私にとって、それはコロナ禍という特殊な状況で訪れた「自分と向き合う時間」だったのかもしれません。

こうして、外に出られない時間を使って自分を見つめ直した結果、少しずつですが新しい生活の目標を立てるようになりました。たとえば、アルコールの摂取を減らし、代わりに趣味や読書の時間を増やすこと。仕事の中にも小さな楽しみを見つけ、日々のストレスを軽減する努力をすること。

コロナ禍が私に教えてくれたのは、外の世界に振り回されるだけではなく、内面を見つめる時間の大切さでした。そして、この経験を経て、少しずつですが「老い」を前向きに受け入れる準備ができたように感じます。

読んでくださり、ありがとうございました。