こんにちは、INFP-Tの田中です。今回は、読者の方から寄せられた「INFPとENTPの職場での相性」についての話を紹介したいと思います。
私自身、INFPの性質ゆえに職場での人間関係には何度も悩んできました。特に、論理的で行動力のあるタイプ(ENTPなど)との相性 は、なかなか一筋縄ではいきません。
今回は、ENTPの上司のもとで働くINFPの読者さん(R・Nさん)からの体験談をもとに、ENTPの上司の特徴と、INFPがどのように向き合えばいいのか について考えていきます。
ENTP上司の特徴と、INFPが苦しむ理由
ENTPは「討論者」「挑戦者」とも呼ばれるタイプで、頭の回転が速く、行動力があり、新しいアイデアを次々と生み出すのが特徴です。一見、頼もしいリーダーに見えますが、INFPにとってはかなりストレスフルな存在になりがちです。
① ルールに厳しいが、自分には甘い
R・Nさんの職場では、ENTPの上司が部下の経費精算には異常なほど厳しいのに、自分は経費を私的に使っているとのこと。
「部下には『節約しろ!』と厳しく言うのに、自分は会社の経費で飲み歩いている。なんでそんな矛盾したことができるんだ?」
これはENTPの「目的志向」が関係しています。彼らは「自分の行動は特別」と考える傾向があるため、部下には厳しくても、自分には甘くなることがあるのです。
② 新人が辞めると部下のせいにする
「うちの職場では新人が次々に辞めていく。上司は『お前たちのフォローが悪いからだ!』と言うけれど、一番の原因はその上司のパワハラ気質なのでは?」
ENTPは、自分の行動が周囲に与える影響を考えず、「結果」だけを重視することがあります。
- 職場の雰囲気が悪い原因は自分にあるとは思わない
- 「お前たちが悪い」と言いながら、自分は反省しない
このタイプの上司は、責任を押し付けがちなので、INFPのように「自分が悪いのかもしれない…」と考えがちな人にとっては、強いストレスになります。
③ 自由奔放なのに、部下には厳格なルールを押し付ける
「自分は好き勝手やるくせに、部下には『整理整頓を徹底しろ』『会社の品位を守れ』と厳しく指導する。この理不尽さに疲れ果てる」
ENTPは、論理的である一方で、気分屋な一面もあります。そのため、自分の行動は「例外」として扱いながら、部下には厳しいルールを課すことがあるのです。
INFPはどう対応すればいいのか?
① 「理屈ではなく感情で納得できない」と割り切る
「確かに、上司の言っていることは間違ってはいない。でも、納得はできない」——この視点を持つと、気持ちが少し楽になります。
② 「理想の上司」を求めない
完璧な上司はいません。「ENTPの上司はこういうものだ」と割り切ることで、ストレスを減らすことができます。
③ 自分の成長を意識する
「いつか自分がもっと力をつけて、この環境を抜け出すんだ」と考えることで、前向きに仕事に向き合うことができます。
INFPの強みを忘れないことが大切
INFPは、職場の「陰のムードメーカー」になりやすいと言われています。直接リーダーシップを取るわけではなくても、職場の人間関係を円滑にするのが得意なのです。
INFPの強み:
✅ 職場の雰囲気を和らげる力がある
✅ 困っている人を察し、さりげなくフォローできる
✅ 一人ひとりと深い信頼関係を築ける
ENTPのような「前に出るタイプ」には、INFPのような「支えるタイプ」が必要です。自分の役割を過小評価せず、「自分だからこそできることがある」 と思うことも大切です。
まとめ:ENTP上司とどう付き合うべきか?
✅ ENTP上司は自己矛盾を正当化しがち
✅ INFPは、理屈よりも感情的な納得を求めるので、ストレスを感じやすい
✅ 対策として「割り切る」「理想の上司を求めない」「自分の成長を意識する」ことが重要
✅ INFPは職場の陰のムードメーカーとして、周囲に必要とされている
理不尽な上司に悩むINFPの方へ。あなたが思っている以上に、あなたの存在は職場で価値があるのです。