INFP人生記

著者:MBTI診断INFP-T/男/家庭持ち/1980年生/吃音/HSP/営業職

この世は地獄なのに、なぜ健康に長生きしようとするのか?——INFP的生存への問い

INFP田中です。

「この世は地獄だ」——そう感じたことはありませんか?

日々の仕事、理不尽な社会、疲れきった身体、やり場のない感情。

そんな中で、ふと疑問が浮かびました。

この“地獄のような世界”で、健康的に、長生きしようとする意味って、なんなのだろう?

 健康=善という前提を疑う

世の中では「健康に生きること」は正義のように語られます。

食事に気をつけ、運動し、禁酒し、定期検診に通い、寿命を延ばす——。

でも、それって本当に「幸せ」につながっているのでしょうか?

まるで、無期懲役を少しでも快適に過ごすための「自己管理」に思えてくることもあります。

 仏陀はゴマ一粒で生きた

仏陀が修行中に「ゴマ一粒で命をつないだ」という逸話があります。

それは「少食の健康法」ではなく、執着を捨て、生に対する姿勢を整える話です。

私たちもまた、日々の“食べすぎ・飲みすぎ・情報摂りすぎ”で疲れきっています。

体は常に忙しく、休む暇もありません。

それなのに「長く生きよう」とするのは、果たして自然なのでしょうか?

 INFP的視点:意味なき延命は苦痛

INFPは意味がないことに耐えられません。

「ただ生きていくこと」「ただ延命すること」が目的になると、

心がすり減り、感性が鈍っていきます。

だからこそ、INFPにとっては、

  • 「誰かの心にそっと灯をともすため」
  • 「静かに世界と折り合いをつけるため」
  • 「自分の中の平和を守るため」

そんな“やわらかな意味”がなければ、健康や長生きすら、苦しみの延長にしか思えないのです。

地獄に射す「裂け目のような光」

それでも、時々ふっと訪れる瞬間があります。

夕焼けの色がきれいだったとか、

誰かのひとことに救われたとか、

コンビニの店員さんの笑顔がなぜか沁みたとか。

この地獄のような世界に、ほんのわずかですが「裂け目のような光」が射すことがあるのです。

その光をもう一度見るために、

今日も少しだけ、生きてみてもいいのかもしれません。

おわりに

健康的な生活は「義務」ではなく、「静かに生きのびるための工夫」だと捉えれば、少しだけ心が軽くなります。

この世界が地獄のように思える日もあるでしょう。

でもそんな中で、「自分らしく在ろう」とするあなたの姿は、それだけで意味のあることです。

意味のない世界で、自分なりの意味を紡いでいく。

それこそが、INFPという生き方なのかもしれません。