INFP人生記

著者:MBTI診断INFP-T/男/家庭持ち/1980年生/吃音/HSP/営業職

INFPが仕事で成功するには—5年の壁を乗り越える方法

こんにちは、INFP-Tの田中です。今日は、「INFPは仕事ができない」と言われがちなこの世界で、どうすれば活路を見出せるのか、私の経験を交えながらお話ししたいと思います。

「仕事ができない」と言われるINFPの特徴

INFPは職場で「仕事ができない」と見られることが少なくありません。その理由は、次のような特性に起因します。

  • マルチタスクが苦手
  • 声が小さく、主張を控える
  • 他人に遠慮しすぎる
  • 天然ボケと思われる発言や行動

私もかつては「どうしてこんな簡単なことが理解できないんだ!」「辞めれば?」といった心無い言葉を浴びせられたことが何度もあります。それでも、私は何とか耐えて今に至ります。そして気づいたのです。

「INFPは、5年やれば仕事ができるようになる」と。

なぜ5年が必要なのか?

INFPが仕事において成果を上げるには、時間が必要です。それは、私たちの脳が「深く考える」性質を持っているからだと思います。

INFPは普段から空想にふけり、目の前のことが疎かになる傾向があります。しかし、それは単なる怠惰ではなく、より良い方法を見つけ出そうとする無意識のプロセスなのです。

しかし、この能力が発揮されるまでには、十分な経験と熟成期間が必要です。5年間という時間をかけて、パターンを掴み、試行錯誤を繰り返すことで、ようやく周囲に認められる成果を上げることができます。

私の経験:地獄から這い上がる5年間

私の職場生活は、決して順風満帆ではありませんでした。

朝7時半に出勤し、夜22時近くに帰宅。土日のどちらかは休日出勤という長時間労働の中で、成果が上がらなければ叱責を受け、ノルマに追い詰められる日々。心身ともに限界を感じ、吃音が悪化した時期もありました。

しかし、5年間耐え抜いた結果、次第に仕事がパターン化してきました。以前は地獄絵図のように感じていたマルチタスクも、「どういう時にどう忙しくなるのか」が分かるようになり、自然と対処できるようになったのです。

5年を乗り越えるためのコツ

では、どうすればその「5年の壁」を乗り越えられるのでしょうか?以下は私が実践してきたことです。

1. 耐える覚悟を持つ

最初の5年間は、とにかく「辞めない」ことを目標にしました。辞めると、またゼロからスタートしなければならず、時間を浪費してしまうからです。ただし、心身の健康を犠牲にしてはいけません。最低限、睡眠7時間を確保できる環境で働くことが条件です。

2. 少しずつ慣れていく

最初はできなくても当たり前です。ミスを恐れず、少しずつ新しいスキルを身につけていくことが重要です。例えば、マルチタスクに慣れるために、最初は2つのタスクを同時に処理する練習をしました。

3. 自分のペースを大切にする

INFPは自己ペースで進むことが得意です。他人と比較せず、自分のペースでスキルアップを目指しましょう。特に、「考える時間」を意識的に作ることで、効率が上がります。

4. 信頼できる人を見つける

同僚や上司、友人など、職場で支えてくれる存在を見つけることは、精神的な安定に繋がります。辛い時には相談し、アドバイスをもらうことで、孤独感を和らげることができます。

最後に:INFPでも仕事はできる!

私の経験から断言します。INFPは、最初は苦労するかもしれませんが、5年という時間をかければ、確実に成果を出せるようになります。

もちろん、仕事に向き不向きはありますが、どんな職場でも「長く続ける」ことで見えてくるものがあります。だからこそ、諦めずに一歩一歩前進してほしいと思います。

この記事を読んでくださった皆さんが、少しでも勇気を持って「5年の壁」に挑戦できることを願っています。