INFP人生記

著者:MBTI診断INFP-T/男/家庭持ち/1980年生/吃音/HSP/営業職

INFPの私が出会った“圧の強すぎる”ENTJ上司との地獄の日々|MBTIタイプの相性とは?

こんにちは、INFP-Tの田中です。
今日は、私が過去に出会った“強烈すぎる”ENTJタイプの上司とのエピソードを、包み隠さず綴っていきたいと思います。

もう、あの人は…とにかく「圧」がすごかった。

私は静かにじっくりと考えるタイプで、人との衝突は極力避けたい。心の中ではいつも「平和でいたい」と願っている、いわば内向的で繊細なINFP。一方、その上司は真逆。堂々としていて、自信満々で、思ったことは何でも言う。まさにMBTIの中でも「指揮官」と呼ばれるENTJでした。

最初の出会いから、私の心の平穏は崩れ始めました。

「俺のメールは3分以内に返信な?時間見てんのか?」

「おい、運転中でも電話出ろよ。“俺の”電話だぞ?」

そんなふうに言われたのは一度や二度ではありません。

会社から30分かかる現場にいたにもかかわらず、「5分で帰ってこい」と本気で命じられたときは、さすがに「この人、地球の物理法則を無視してるのか…?」と混乱しました。

私は「どうしたら怒られずに済むか」「機嫌を損ねないか」を常に考えていました。

でも、それでも無理でした。どれだけ気を遣っても、結局は「成果」で判断される、ビジネスの世界。何らかの成果を出していないと、存在を否定されるような感覚。

ある時、彼は私にこう言い放ちました。

「性格が良くて仕事できないやつと、性格悪くて仕事できるやつ、どっちが価値あると思う?」

…言葉を失いました。

たしかに彼は戦略家でした。頭も切れるし、目標に対しては一直線。社内でも「頼りになる」「結果を出す」存在として評価されていたと思います。でも、その裏で何人の人が苦しんでいたかを、彼は知らなかったでしょう。

飲み会ではお酒が入ると手がつけられず、私は一度、顔に痣ができるほど酔った彼に殴られたこともあります(翌日、本人はまったく覚えていませんでした)。

そのうえ、彼の「女好き」な一面も、職場での振る舞いに出ていました。特定の女性社員にはやたら優しく、逆に気に入らない人間には冷たい。そして、ちょっとでも退屈だと「なんか面白い話しろよ」と無茶ぶり。仕事中に、です。

まるで小学生のような精神年齢モードに入るのです。

私のように慎重で目立たず、コツコツ型の人間からすると、ENTJのような「挑発的なエネルギー」は恐怖に近いものでした。一緒にいるだけで、緊張する。息が詰まる。でも、逃げ場がない。

「怒鳴られてなくても、空気がもう支配されてる」
そんな毎日でした。

それでも、彼との時間が100%無駄だったわけではありません。

私は彼のおかげで、間接的に注目されることもありました。「おい、田中!こいつ面白いぞ〜」と、周囲に紹介されたとき、初めて自分が存在しているように感じたのも事実です(ただ、イジられていただけかもしれませんが…)。

彼を嫌いではありますが、少しだけ、尊敬もしています。あれだけの「圧」で人を動かし、結果を出す姿は、凡人には到底真似できません。スティーブ・ジョブズもENTJだと言われていますが、たしかに「狂気と才能」のバランスは似ていたかもしれません。

 

ただ、私はやっぱり、あのやり方では生きられない。心が潰れてしまいます。

ENTJという性格は、社会には必要かもしれません。でも、INFPのような内向的で繊細な人間にとっては、まさに“天敵”です。

私がこの記事を書いたのは、同じように苦しんでいる誰かの共感になれたらと思ったからです。もしあなたも、「自分だけがつらいんじゃないか」と思っているなら、声を大にして言いたい。

あなたは悪くない。

社会にはいろんなタイプがいて、ぶつかることもある。でも、自分の気持ちにフタをせず、ちゃんと感じて生きていくことが、何より大切です。

最後に一つだけ。

私はもう、あのENTJ上司のような人と関わるのはこりごりですが、それでも彼から学んだことも少なくありません。自分の弱さと向き合い、少しだけでも強くなれた。そんな気がします。

※この記事はあくまで個人的な経験に基づくものであり、ENTJという性格タイプ全般を批判するものではありません。