こ、こんにちは、INFPの田中です。
「1+1=2」──このシンプルな数式に勝るものはありません。余計な装飾や複雑さを排除し、答えをズバリ示すこの美しさ。実は、私たちの日常会話にも通じる大切なヒントが隠されています。
シンプルな会話の力とは?
話し上手な人ほど、会話はシンプルです。「はい」「いいえ」など、一言で完結する返答も、必要な場面では強力な武器になります。テンポよく、相手が求める答えを即座に返す──これが心地よいコミュニケーションを生む秘訣です。
たとえば、「1+1=2」。このような当たり前の答えを素早く返す能力こそが、相手との信頼を築く第一歩。しかし、頭の中であれこれ考えすぎると、話が回りくどくなり、結果として伝わりにくくなることもあります。
話が長くなるのは悪いこと?
私自身も、時折この罠にハマります。先日、6歳の娘(に「手下ってなに?」と聞かれたときのこと(この記事を書いた2015年、私は35歳)。シンプルに「命令する人の言うことを聞いて行動する人」と答えればよかったのに、ついこんな風に説明してしまいました:
「ええっと、偉い人がいてね、その人のお手伝いをする人で…あと生徒みたいな人かな?」
結果、子供は「偉いってなに?」と聞き返してきます。このとき、妻が一言「命令を聞いて行動する人」と説明したら、子供はすぐに納得してくれました。ここで痛感したのは、「簡潔さの重要性」です。
INFPとコミュニケーションの壁
内向的で思考が深いINFPの人は、頭の中で情報を処理しすぎてしまう傾向があります。「答え=2」を導くために、無意識に複雑な計算をしてしまうのです。「2の2乗を2で割って、さらに1.8を足して…」なんて回り道をするうちに、相手がついていけなくなることも。
しかし、これを悪い癖だと思う必要はありません。むしろ、そうした思考の深さは創造性を育み、独自のアイデアを生む源泉となります。問題は、これをどのように他者との対話に生かすかです。
シンプル思考を鍛える方法
では、どうすれば会話をシンプルにしつつ、深い思考を活かせるのでしょうか?以下の3つのポイントを試してみてください:
- 結論を先に伝える:「要するに」と言った後に簡潔に結論を述べる練習をしましょう。
- 質問を意識する:相手が本当に求めている答えは何かを考えるだけで、余計な情報を削ぎ落とせます。
- 書くことで整理する:会話に不安があるなら、事前に考えをノートにまとめてみるのも効果的です。
不便な脳を武器に変える
私たちのような「考えすぎるタイプ」は、社会の中で生きづらさを感じることもあります。しかし、その不便さが、時には大きな創造力をもたらします。何かを作る過程では、周囲と違う考え方がむしろ強みになるのです。
たとえば、アートや執筆、音楽といった自己表現の場では、複雑な思考が形となり、多くの人に感動を与えます。コミュニケーションにおいても、まずはシンプルさを身につけ、その上で独自のエッセンスを加えれば、あなたらしい「話術」が生まれるでしょう。
まとめ
「1+1=2」のようなシンプルな会話を心がけることから始めてみませんか?テンポよく、簡潔に。そこに少しずつ自分らしいひねりを加えることで、INFP特有の深い思考を活かしながら、人とつながる喜びを感じられるはずです。
あなたの思考の深さは、決して欠点ではありません。それは、光を放つ原石です。自分を信じて、一歩ずつ進んでいきましょう!