歯医者で痛いと言えない
ko,こんにちは。コミュ障管理人です。
さて皆さんは親知らずというこ憎たらしい奥歯を抜いたことがあるでしょうか。
生物学的にどうしていまだこの人間に生えてきているのやらよく分からない口内の器官、親知らず、奥にひっそりと、それも思うように生えてくれずひねくれた存在で、デーンと身がまえるその存在はまさに、ヤンチャ坊主で親泣かせ、語源は諸説あるようですが、ワタシは、親(である自分)を無視してヤリタイ放題に生えて結局役立たず、つまり親のことを気にかけないで=知らないようにして生えてくるから親知らずだと踏んでいます。
まぁそれはいいとしまして、この親知らずを抜くという作業はつらいです。痛いのです。
ワタシの場合はとくに親知らずが、真横に生えていたために、抜歯ではなくて手術、つまり歯茎を切開してほじくりだす、というようような、聞くだけで吐き気を催すような施術をやったことがあります。 今となっては思い出ですが。
で、ここでの出来事をふと思い出しました。
初めは歯医者さんに「麻酔しますんでそれほど痛みはないと思いますが痛かったら言ってください」・・・そして、麻酔が聞いてきたころに施術開始、あ、今切られている、でも確かに痛くないな、・・・というのも束の間、いよいよペンチみたいなので親知らずをグイグイと引っ張る段になって、拷問としか思えない、この上ない鈍く思い激痛が走ったのです。これわ、どんな屈強に鍛え上げられた兵隊も絶対白状する!ついでに聞かれていない趣味までも白状したくなるようなこの痛みは、多分耐え続けると間違いなくショック死するに違いなひぃぃぃ!!
どうしよう、痛いっていおうか、、
でもこんなに一生懸命やってくれているし悪いな、、
何よりもういい大人なのに、痛いっていうのが情けないぞ、、
いや、でも痛いときは痛いって言ってねって言ってたぞ先生、、
とあれこれと悩んでいる間に、
どうやらワタシの体はあまりの痛さに硬直し震えだし、目はウミガメの産卵のように涙をしくしくと流しているものですから、歯医者さんの方から、、
「あれ?もしかして痛いですか??」と。
キリストが現れたと思いました。今まで慈悲もくそもない悪魔の悪戯による拷問からこれで解放される、と思いました。もう一発麻酔を打ってもらいました。
そして再開。
・・・痛い、まだ痛いよぉぉぉぉぉぉほほほぼぼぼぼぼ!!!
これはダメだ、爪を剝がされるほうがまだマシだというくらいの激痛、でも、もうワタシの中では、「痛いアピール」を一回使ったために使えないという絶望感があり、諦めてなすがままに身を預けるのでした。
そういえば、以前にもこういうことがあったな、虫歯がひどいがために、麻酔が利かなくて悶え苦しみながら神経を抜かれた日。あの時もふと鏡を見たら自分の顔が真っ青になっていて、人間ってこんなに顔色が変わるんだなと感じたことがあったな、と回想したのでした。
痛い。
その3文字だけでいいのに。
しかも、遠慮なく言ってね、って言ってくれてるのに。
ワタシは我慢のプロのようです。