INFPは日本が合わない
INFPの読者さんより、INFPは日本が合わないというようなお話を伺いました。
その真意は分かりませんが、とにかくこの日本はせちがらく生きるのが大変とのことです。
大学時代の友人T・N氏
▽▽
この日本はとてもINFPには生きづらいと思う。
変に考えていることがお互いに分かり合える、空気を読みあうこの地は、やはり島国ならではの文化が発展し、お互いに気を遣いあう必要があるからだ。
僕はこの細かくお互いの脳が透けて見えているような世界では息苦しい。
相手に悟られないために、自分が嫌われたくないがために聖人のようにあり続けないといけなく感じるこの空気圧はとても苦しい。
廊下で遠くから向かってくる人と挨拶するタイミング。
初対面で話が盛り上がって、後日会ったときに話すネタが尽きてどぎまぎする気まずさ。
普通なら気が付かないレベルでも第六感的なものが働き、相手が少し不機嫌だと察知した時の圧迫感。
人がずらずらと並んでいる空間、例えば学校の机のポジショニングやオフィスの規律正しく配置された、あの無理やり統制されたような辟易さ。
いろいろあると思うけど、とにかくこの日本人に生まれたからなのかどうかは分からないけど、機敏にいろいろなものを受け止められずにはいられず、息が詰まる。
それならばいっそ海外に行って、あの無機質な西欧のお人形のような目でもってこちらを捉えてもらった方がまだ、割り切れて、心の持ちようも楽になるのではないか。
そう思う。
はっきり言ってこれは、戯言だ。
僕は海外で生活したことがないのだから。
海外にいく勇気もないのだから。
でもこの日本にいるからこそ、自分のこの、愛想は悪くないのに、誰に対しても遠慮して、腫れ物に触るかのような態度をとり、君子を気取る、、そうした性格の癖に孤独感すら覚える始末なのだ。
孤独とは一人の時に感じる感情ではなくて、人といるときに、その周囲とのコントラスト(みんなあんなに楽しそうなのに。。)で感じるものだ。
もしかするとこのINFPたる私の祖先は宇宙から遅れてやってきたのかもしれない。
―えっ?その遅れてきたけど、進んでいる星からやってきたように聞こえるって?東京から地方に引っ越してきた学生がうまく溶け込めない、と言っているようだって?
そんなつもりはないよ、でもどこか気取って、プライドが高く見えてしまうのかもしれないね、、本当は、自信と不安の間で日々揺れ動いて不安定な気持ちなのだけれども。。
とりとめもないけど、
やっぱりINFPの僕にこの日本は合わない、そう思う。
そうっとしておかれても不自然じゃない環境、それは異国の地なんじゃないかと、そう思う。
もしかすると、隣の芝生が青く見えているだけかもしれない。
そう、本質的には、青い鳥症候群、そういうことなのかもしれないね。
でも、、そう思わずにはいられない、もっとどこかに理想郷があるんじゃないか、この日本の外にあるんじゃないかと次第に思うようになったんだよ。
△△
そういっていた彼の行方はその後知りません。
安住の地に行けたのか、それとも未だ不満うずめくこの日本で生活しているのか、はたまた改心して日常に溶け込んでいるのか。
ただ、本当にいい人でした。そんな彼が不幸になるのはいたたまれない限りです。いまや連絡はもうとれなくなりましたが、彼が穏やかな日々を過ごしていることを願ってやみません。