INFP人生記

著者:MBTI診断INFP-T/男/家庭持ち/1980年生/吃音/HSP/営業職

隠れコミュ障が試したい『マスク効果』で気づく自分の本質

私は本質的には「隠れコミュ障」です。普段は営業のような仕事をしているのですが、妻からよく「得意先との電話がぎこちない。無理にハキハキしようとしてロボットみたいだから、もっと自然に話しなさい」と言われます。営業職ができて、しかも妻もいるのにコミュ障なの?と思うかもしれませんが、ツッコミはご容赦を(笑)。私の根本には、人と話すより静かにしていたいという気持ちがありますし、面倒くさそうな人はできるだけ避ける性格です。でも、そんな私も「コミュ障のままではこの世の中を渡っていけない」と覚悟し、自分なりに試行錯誤しているのです。

そこで今回は「コミュ障の原因」について考え、そのヒントをひとつご紹介します。


コミュ障克服のヒント:「マスクをしてみる」

「マスクをしてみる」。これが、まず試す価値のあるヒントです。実際にマスクをつけてみて、自分がどう感じるかに注目してみましょう。

もし、マスクをしても「いつも通りの自分」で何も変わらないようなら、コミュ障の原因は別のところにあるかもしれません。例えば、幼少期のトラウマや発達障害、または何らかの精神的な要因が関係している可能性も考えられます。

一方で、マスクをすることで少し気分が和らいだり、話しやすくなったり、たとえ口数は変わらなくても、気持ちが大らかになると感じられたなら、原因のひとつが見えてくるかもしれません。それは、「外見に対するコンプレックス」が関係している場合です。


外見コンプレックスが原因かもしれない

例えば、他人から外見や口臭について指摘され、馬鹿にされたことがある方は、それがトラウマになっている可能性があります。今では「過去のこと」として意識していなくても、心のどこかにその経験が引っかかっていることがあります。

私の場合、顔が大きいことを20歳頃までからかわれ続けた経験があり、これが自分のコンプレックスのひとつです。また、口臭を指摘されたこともあり、「喋ったら息が臭いと思われるのでは」という不安が無意識に心に染みつき、堂々と話すことに抵抗があると感じています。加えて、父や祖父も口数が少なく内向的な性格で、これも影響しているのかもしれません。さらには、幼少期に病気がちで苦しい治療を受けたことがトラウマとして残っているのも大きな要因のひとつでしょう。その頃はどもりがちで話すこと自体が苦手でした。


マスクを使って、自分の「気持ちの変化」に注目してみよう

もし自分に心当たりがあるようなら、ぜひマスクを活用してみましょう。ただし、季節にも気を付けて。例えば、夏場にマスクをすると目立ってしまいますし、暑くて快適ではありません。冬や春の花粉シーズンなど、マスクが自然に感じられる時期に試してみてください。

もしかしたら、マスクをすることで、少しだけ自分が話しやすくなったり、心の余裕が出たりと、気持ちの面でポジティブな変化があるかもしれません。意外な自分の一面に気づくことができるかもしれませんよ。