小説100冊プロジェクト 〜色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年
こ、こんにちは、今日はもう酔って、べろんべろんな感じです。
さて、小説100冊読んだらプロジェクト、早速いってみたいとおもいます。
今回は、村上春樹さんの「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」を読みました。
なんというか、主人公がコミュ障的なんですよね。
冒頭から死ぬことばかりを考えている主人公の大学生多崎つくるの暗い話からスタートするのです。
競争するのが嫌いであったり、あまり話すのが得意じゃなくて、でもなんかだんだんとガールフレンドに励まされながらたくましくなっていくのです。
最初から最後まで、
物語の波やちょいとした謎解きのような場面が仕掛けられていてぐいぐいと読める作品です。
また、主人公もわれわれサイドの住人なので、違和感なく読み進めることができるのではないでしょうか。
で、その読了感ですが、なんというか、切ない気分になります。
ラストがなんか、希望の持てないような展望で、幕を閉じます。
一応、この本を読んだ後は、あれってどうなったの?という納得のできないまま終わる場面があるので、そこを記しておきます。
■灰田はゲイだったのか?それともつくるがゲイなのか?
■灰田が夜に語った緑川のエピソードは事実だったのか?
■沙羅と歩いていたオジサン誰?
と、いうことでまずは小説100冊プロジェクト一冊目です。
一冊読んだくらいではなんとも変化を感じられませんね。
ああ、本読んだ、心揺さぶられたな、というくらいのものです。
相変わらず、ドモッたり、言葉が出て来なくなったりする症状は改善されていないので、まだまだここからです。