INFP人生記

著者:MBTI診断INFP-T/男/家庭持ち/1980年生/吃音/HSP/営業職

虚言癖と迎合する心――INFP-Tが語る自己受容の旅

こんにちは、INFP-Tの田中です。私は虚言癖を持っているわけではありません。いや、もしかするとそう呼べるかもしれません。人と話している中で、相手を楽しませたい、いや、退屈させたくない一心で、気づけば嘘をついてしまうことがあるのです。

もちろん、大げさな嘘ではありません。話をちょっと盛る程度、あるいは相手が笑ってくれそうなリアクションを瞬時に計算して、つい脚色してしまう。その嘘は「サービス」として生まれているものですが、正直なところ、自分でも何かしらのエゴが潜んでいる気がしてなりません。

本当の私は、平凡で、特に面白みもない人間です。でも、そうであることがどこか怖いのです。だから「自分は特別な存在だ」と思わせたい。無意識のうちに、独創的でユニークな一面を装い、相手に受け入れられようとしている。そうしていると、脳にじっとりと脂汗をかくような、妙な後味を残す瞬間が訪れます。

「迎合」という言葉が、今の私にぴったりと当てはまります。迎合しすぎた結果、時には自分が本当に何を求めているのか、わからなくなることさえあります。まるで、世間という型枠に押し込まれた粘土のような存在。自分という形がぼやけ、ただ何となく生きている。それでも、私は毎朝目を覚まし、平然とした顔をして日常に紛れています。

しかし、最近気づいたことがあります。この「虚言癖」に見える行動も、HSPの特性や吃音を抱えた自分が生きるための一つの「適応」なのかもしれないと。私の頭の中には常に相手の気持ちや状況が渦巻いています。そのプレッシャーの中で、話を盛ることや自分を作り上げることが、一種の防衛反応になっていたのです。

この事実に気づいてから、私は自分を少しだけ許せるようになりました。完璧ではない、弱さもある。でも、それが人間というものだと思うのです。迎合する自分、嘘をついてしまう自分。その全てを受け入れることが、私にとっての第一歩。今、私は少しずつ、自分の中に眠る「本当の自分」を探しています。

あなたも、どこかで似たような感覚を抱えていませんか?相手に合わせすぎて、自分を見失ってしまうような感覚。もしそうなら、まずは自分を責めないでください。それもあなたの一部なのです。そして、自分を受け入れる小さな一歩を踏み出してみましょう。

最後まで読んでくださってありがとうございます。私の経験が、誰かの心にそっと寄り添うきっかけになれば幸いです。