INFP人生記

著者:MBTI診断INFP-T/男/家庭持ち/1980年生/吃音/HSP/営業職

ISFP-Tの生きづらさと優しさを抱えて生きる日本人へ 〜性格診断と共に見える本音〜

こんにちは、INFP-Tの田中です。
今日は、当ブログにお寄せいただいたISFP-Tの読者さんからの投稿をご紹介します。
彼の言葉には、同じく「生きづらさ」や「違和感」を感じている方々の心に、静かに、けれどしっかりと響く何かがあると思います。
この読者さんは現在、自分の心の繊細さと社会とのギャップに日々悩まされています。
以下、彼の手記を原文に近い形でまとめました。

 

田中さん、こんにちは。いつもブログを拝見しています。
私はMBTI診断をすると高確率でISFP-Tと出る者です。
特別なことは何もない、ただの営業マンです。家庭があり、子どももいます。ですが、どこか「自分じゃない誰か」として毎日を過ごしているような感覚があります。

日本人にISFP気質の人って、きっと多いと思うんです。理由は、ずっと考えていました。
きっと、「和を以て貴しとなす」とか「長い物には巻かれろ」といった、そういう“周りに合わせることを美徳とする文化”が、自然とこの性格傾向を育ててきたんじゃないでしょうか。

ある本に「日本人の祖先は、争いを避け、優しさを大切にしたいがためにだんだんと大陸からこの島国にたどり着いた民族」と書かれていました。強さよりも思いやり、主張よりも譲り合い。ISFP気質が多いのも、ある意味“遺伝子レベルでの優しさ”が受け継がれてきた証なのかもしれません。

でもその優しさが、時に「生きづらさ」に変わります。
周囲の目を気にしすぎて、言いたいことが言えない。
自分の中にある繊細な感情を、理解してくれる人がなかなかいない。

私は営業という仕事柄、多くの人と話さなければなりません。けれど本当は、人前で話すことが得意ではありません。吃音もあり、緊張するとうまく言葉が出てこない。会話のテンポがズレると、相手の顔が少し曇るのが分かる。
その瞬間、「またやってしまった」と自己嫌悪の波が押し寄せます。

特に苦手なのは、美容室です。

入った瞬間の「いらっしゃいませ〜!」のトーンで、すでに緊張が走ります。
予約もしておらず、「あ、あの、予約…してません…」とたどたどしく伝え、気まずい空気に包まれる。

いざ席に通されても、シューッと水で髪を濡らされながら「今日これからどこか行くんですか?」なんて聞かれる。
別に何もないんです、本当に。でも「何もないです」と答えるのも寂しい気がして、適当に「ちょっと、はい」とか言ってしまう。

結果、会話も盛り上がらず、微妙な空気が流れ、「次は何話す?」という沈黙のプレッシャーが重くのしかかるんです。

実は、私は最近ようやく“ある場所”に落ち着きました。
それが、1000円カットです。
安くて、早くて、なにより…喋らなくていい。
理容師さんも無口で、黙々と髪を切ってくれる。
この沈黙が、私にとってはものすごく心地いい。やっと“安心できる場所”に出会えたような気持ちになります。

ちなみに、先日「ビッグ5性格診断」も受けてみました。
外向性:51、協調性:59、誠実性:53、情緒安定性:41、開放性:43。
自分でも驚いたのが「情緒安定性」の低さ。
心の中では常に何かがグラグラしている。だけどそれを表に出せない。
そんな自分の弱さも、診断結果を通して客観的に見つめ直すことができました。

 

この読者様の手紙を読んで、私は何度もうなずきました。
この「静かな生きづらさ」を抱えている人は、本当に多いのだと思います。
特にISFP-Tのように、争いを避け、空気を読み、人に優しくありたいと願う人ほど、自分自身を内に押し込めてしまいがちです。

でも、そんな人がこの日本という国の“空気”を作っている。
穏やかで、安心できて、どこか優しい社会がまだここにあるのは、あなたのような人がいるからです。

だからどうか、無理に「変わろう」としなくていい。
「このままの自分」で、少しでも心が軽くなるような場所や人と出会えることを、私は願っています。