散髪するのも命がけ
こ、こんにちは、コミュ障の安倍でございます。人生まだ折り返し地点にも来ておらずまだまだ先は長くタメ息です。
さて、そんなタメ息ばかりの日々ですが、それでもコミュ障というハンデ、 ―― 人にはただの甘えだろとしか思われない ―― を背負って頑張って生きていかねばなりません。 少しずつ発達障害などの社会的認知もあり、近頃ではコミュ障も科学的に解明されつつありますがまだまだです。 そういった意味でこのブログも一つの記録としてWEBにログし続けていく義務があります。
ワタシが80歳(現在35歳)くらいになった時にはきっと世の中も変わって、コミュ障という症状も一つの障害的なものとして社会的認知がなされ、社会インフラとしてもそれをフォローするような時代になっていて、 ああ、昔はコミュ障という理解されない苦しみの中に生きていた人もいたんだな、という文献になればと思うのであります。
さて、そんなコミュ障ですが、散髪、苦手ですよね?
毎回毎回、あんなくだらない雑談、いや美容師さんとか理容師さんのトークが下手だというつもりはありません。 散髪文化としてそういうトークをしなくてはいけないみたいなムードが時代にマッチしていないのだと思います。
「どれくらい切りますか?」
「この当たりはどうしますか?」
これは必要な会話です。 当り前です。 それはコミュ障であろうとも我慢すべきなのです。 だってそれがないと髪を切る方も切りようがないからです。 お医者さんにいって症状を説明するのと同じです。
ただしかし、
「休みの日は何してるんですか〜?」とか
「このあとどこか行くんですかぁ〜?」とかそういう会話はいらないのです、ほっとけコノヤローなんですよね。
こちらとしてとしてはただ、上手く散髪してもらればそれだけでいんです、変な愛想もいりません、むしろオーダーした髪型に対して「アナタにはそんな髪型似合いません」くらいのほうが信頼できるのです。
雑談できるほど余裕ないはずです、ぜひ黙ってもくもくと散髪作業に没頭してくだされ。
・・・といってもまだまだ、しっかりした美容室や理容室はトークもサービスの一環と考えているので残念なのです。
最近になってやっと、ネット予約の段階で好みの接客スタイルとして「静かにリラックスさせてほしい」というような要望が出せるようなものも出てきていますが、まだまだですね。
あと、
理美容業界も、腕はいいのに接客で喋らなくてはいけないからそれがツラくて辞めたという話もあるくらいですから、やはりトーク下手でも雰囲気としてそれを許すムードを作ったほうがいいと思います。
コミュ障のお客さんはいくらでもいるでしょうから、そういう人に散髪してもらいたいというニーズは間違いなくあると思います。
それにしても、一か月、最大で二か月ですか、コミュ障でない人達にとって散髪とはお風呂掃除とか皿洗い程度の面倒さかもしれませんが、コミュ障の場合は間違いなく命がけ、魂を削っています。 察して喋らないように気遣ってくれている理美容師さんでも雰囲気が「なんか退屈だぜっ、イエッ、何かトークしようぜ〜ウィ〜」みないなリア充雰囲気出しているんでなかなか神経消費するんです。
散髪っていうのは、時間がかかるものですからね、病院で医者にかかるのと違って、間延びした待ち時間みたいなのがあるのがツラいところです。
散髪した後の見送りとかもハッキリいって、いらん!!
ああ、コミュ障ってなんていうハンデなのでしょう。