INFP型・HSPのブログ

MBTi診断INFP型でHSP、40代家庭持ち営業マンの日記

いざ会社を辞めるとなると、恋しくもなる

会社を辞めるときっていうのは、本当に感傷的になってしまいます。

あんなにブラックだと思っていたところでさえも、どこか心寂しく感じてしまいます。もっとも、私が運が良くて本当のブラック企業を体験したことがないからこそ言えることかもしれませんが、これでも朝7時~夜22時休憩15分・週休1日という仕事生活をしていた時期が何年もあり(うつ病にならなかったのが不思議)それでいて月給15万円に満たない生活、というものをしていた経験もあるので(あ、もちろん日々絶え間ない罵声に包まれて)、それなりにブラックとは何かというものは経験した身であるとは思っています。

しかし、それであっても、いざ辞めるとなると寂しく、 あんなに嫌だったことでさえも、どこかいい思い出となって、センチメンタルな気分になるのです。

そんな調子ですから、 ただでさえホワイトな企業に勤めていて辞める(今の私です)となると、もう感慨深さは一入(ひとしお)です。 私も営業マンとしてバリバリとやっている中、今回、ビジネスマンとしての資質を認めてもらっていわゆるヘッドハンティングで転職することになりましたが、やはり、あれだけノルマに追われる日々がキツい、毎月毎月降ってくる予算との闘い、プレイイングマネジャーとしてのチームマネジメントで上からのプレッシャーそして部下からの突き上げ、、毎朝会社に血反吐を吐きそうな思いで布団から出る日々、連日の接待などにヘトヘトになり消耗する日々に息絶え絶え10年以上も家族のため(嫁は働く気ゼロなので私が倒れるわけにはいかない上に口だけは立派で毎日夫たる私にダメ出しばかりしてくる)に立ち向かっていき、もし宝くじでも当たるなら今すぐにでも仕事を辞めたい、と思っていまして、今回形は違えども辞めることになったわけですが、

、、、やはり、寂しいですね。 長年いただけあって色んな方に労っていただき、もう、こうなると苦痛で仕方がなかった社内行事も、華やかなドラマの演出であったかのごとく私の人生に刻まれていくのです。

でも、こうやって感傷的になるのもまた、一時的なものでしょう。 新しい生活になると、もう詩的な寄せ書きでさえも現実という消しゴムにサラッと消されてしまうのです。

だんだんと経験を重ねるうちに、そうなる自分が予測できるようになりました。

だから、本当は今をないがしろにしてよい。 退職する職場で最後の最後まで頑張る必要はない、、 それよりも新しい職場で必要な知識を勉強するほうがよい、

それは分かっているのです。 でもどこか自分の正義感がそれを許さず、最後まで善人でいたい、尊敬の的でいたいと本能が叫んでいるのです。