INFPは空気が読めないのか?それとも気が利かないだけ?
「INFPは空気が読めない」とよく言われることがありますが、実際はそれほど単純な話ではありません。私自身もINFPとして「空気が読めていない」と指摘された経験が何度もありますが、振り返ってみると、根本的な問題は「空気が読めない」ことではなく、「気が利かない」ことにあるのではないかと感じています。
INFPは繊細で、感受性が豊かです。他人の気持ちや雰囲気を察する能力は高いものの、それを「行動に移す」段階でうまく気を利かせられないことがあるのです。しかし、これは訓練や意識次第で改善できる部分でもあります。この記事では、私の体験をもとに「INFPが気を利かせ、空気を読めるようになるための方法」について考えてみたいと思います。
空気を読めているつもりでも、気が利かない実例
ある会社の送別会で、私は「空気が読めない」と言われたことがあります。みんなが店外で待機している中、トイレに行きたくなり、無言で店内に戻ったのですが、戻ってみると誰もいませんでした。後で先輩から電話が来て「二次会に行こう」と誘われ、出向いた先では先輩一人だけ。後日、他の先輩から「勝手にいなくなるな!」と叱られました。
この状況を振り返ってみると、空気を読めなかったというよりも、単に「気が利かなかった」だけだと感じます。もしトイレに行く前に一言「トイレに行ってきます」と伝えていれば、誤解も生じず、状況をスムーズに進めることができたでしょう。これこそが「気を利かせる」ことの一例です。
空気を読むとは?気が利くとは?
「空気を読む」というのは、その場の雰囲気や他人の感情を察して適切に行動することを指します。一方で「気が利く」というのは、相手のニーズや状況に合わせて、能動的に配慮や行動を起こすことです。INFPが「空気が読めない」と言われる場合、実は「気が利かない」だけのことが多いのです。
空気が読めるとは?
- 周囲の状況や雰囲気に合わせて適切な行動をとること
- 他人の感情を察して配慮すること
気が利かないとは?
- 自分が今何をすべきかを瞬時に判断できないこと
- 周りの動きやサインを見逃してしまうこと
INFPでも気が利く人になれる!改善のための3つのポイント
INFPは感受性が豊かで他者の気持ちに敏感です。この強みを活かせば、空気を読むことも気が利く行動をとることも可能です。ここでは、INFPがより気を利かせ、空気を読めるようになるための具体的な方法を3つご紹介します。
1. 自分の行動に意識を持つ
まずは、日常的な行動を少し意識することから始めましょう。トイレに行くときや場を離れるときなど、普段何気なくしている行動に少し意識を向けるだけで、周囲への配慮が格段に増します。例えば、「すみません、少し離れます」と一言声をかけるだけで、周りの人に安心感を与えることができます。
2. 周囲の動きに敏感になる
「空気を読む」とは、他人の感情だけでなく、周囲の動きを観察し、適切なタイミングで自分がどう行動すべきかを考えることです。特に集団行動では、他の人たちが何をしているのかをよく観察し、その流れに合った行動を取ることが大切です。自分一人で動かず、周りの状況に合わせた行動を心がけましょう。
3. 訓練次第で気が利くようになる
気を利かせることは「生まれつきの才能」ではなく、訓練や意識次第で身につけられるスキルです。小さなことから少しずつ、「今自分が何をすべきか?」を考えながら行動していくことで、気が利く行動が自然とできるようになります。これを続けていくうちに、周囲が何を必要としているかを感じ取り、適切に対応できるようになるでしょう。
自分を俯瞰する視点:第三者の目で自分を見る訓練
空気を読めるようになるためには、まず「自分を俯瞰する」視点を持つことが大切です。自分を客観的に見つめ、今自分がどんな状況にいるのか、何をしているのかを冷静に把握する訓練をしましょう。
コツ1:自分の行動を観察する
会話中や行動中に、「今、自分はどう振る舞っているか?」を意識してみましょう。例えば、相手の表情や反応を観察し、自分の行動が適切かどうかを振り返る習慣をつけることが重要です。この観察ができるようになると、相手のニーズに気づきやすくなり、自然と気が利く行動が取れるようになります。
コツ2:客観視ノートを作る
一日の終わりに、今日の自分の行動を振り返るノートを作りましょう。「今日、上司や同僚のサインに気づけたか?」「自分は相手にどんな印象を与えたか?」を記録することで、徐々に客観視する力が鍛えられます。自分自身を一歩引いて観察することで、気が利かないポイントにも気づけるようになります。
営業の経験で学んだ「気を利かせる」力
私が気が利かないタイプであることは、自覚していました。しかし、営業の仕事を通じて、相手のニーズに対する細かな気配りが少しずつできるようになってきました。たとえば、飲み物がなくなったときに気づけるようになったのも、その一例です。営業の現場では、相手のニーズに注意を払わなければ仕事がうまく進みません。そのため、自然と「気を利かせる」スキルが身についたのです。
気が利くためには、「細かいことに気づく」訓練を積み重ねることが大切です。
コツ3:「気づく」ための訓練法
日常生活でも、細かな変化に気づけるよう意識しましょう。たとえば、誰かが手元のペンを探している仕草に気づいたり、相手の飲み物がなくなっていることに気づくなど、細部に意識を向ける練習を繰り返すことで、気が利く力が鍛えられます。
INFPも気が利く人になれる!空気を読めるスキルを身につけるために
INFPは感受性が豊かで、人の気持ちに寄り添う力があります。しかし、その強みを活かして気を利かせるためには、意識的な訓練が必要です。営業の経験や日々の訓練を通じて、私は少しずつ「気が利く」ようになりました(今でも油断するとボーっとしていますことはありますが苦笑)。
日常の中で少しずつ気遣いを意識し、行動に取り入れることで、自然と「空気を読む力」が身についていきます。INFPの繊細さや共感力を活かしながら、周囲の人々に気配りができる人になるために、少しずつ訓練を重ねてみましょう。
INFPとして成長し、周囲の人たちとより良い関係を築いていけるよう、これからも自分を磨いていきたいものです。
まとめ
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細部に意識を向ける
日常生活で、何気ないことに意識を向ける訓練をしましょう。例えば、誰かが手元のペンを探している仕草を見逃さない、テーブルに座った人の飲み物が減っていることに気づく、など。些細な変化に気づくことで、相手が何を求めているのかが自然と分かるようになります。 -
小さなアクションを試す
「相手が何を必要としているかを考え、一歩先回りして動く」という練習をしましょう。たとえば、誰かが荷物を持っているならドアを開けてあげる、話し相手が疲れているなら一息つけるように話を切り替える、など、細かい気遣いを日常に取り入れることが大切です。 -
相手を観察する習慣をつける
相手の表情や行動を観察し、「今、この人が何を必要としているか?」を考える癖をつけましょう。 -
一歩先を考えて行動する
例えば、飲み物がなくなりそうなら「もう一杯いかがですか?」と声をかける。相手が寒そうならエアコンの温度を調整するなど、ちょっとしたことでも気づけるように意識して行動します。 -
自分を相手の立場に置いてみる
「もし自分がこの状況だったら何をしてほしいか?」と自問しながら行動することが、気が利く人になるための第一歩です。
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