こんにちは、INFP-Tの田中です。
私は基本的に集団での会食が苦手です。席をどこにするか迷うところから始まり、食べながら話すという行為にどうしても集中できません。何かを食べる、喋る、また食べる――これを繰り返すたびにリズムが乱れ、途中で会話が途切れると、再び軌道に戻すまでに心のエネルギーを使い果たしてしまうのです。
このような特性のため、私は会食の場がどうしても苦手でした。しかし、その最たるものが「飲み会」だと気づいたのは、社会人になってからです。
飲み会という「気を利かせる戦場」
飲み会はただ食べて飲んで話すだけではありません。そこには「気を利かせる」という文化が色濃く存在します。例えば、空いたグラスに気づいてお酌をする、おかわりを尋ねる、料理を取り分ける――これらの行為が自然にできる人を見るたびに、私は「どうしてあんなにスムーズに動けるのだろう」と感心してしまいます。
私も、気を利かせようと努力しているつもりなのです。ですが、あちこち(気を回せと怒られるので)目を配っているですが心がここにあらずな状態で、気づきが遅れてしまいう、また、逆に、気がつけば隣の人との話に没頭し、周りの状況を見落としてしまう。ふと気づけばグラスが空になり、「あ、しまった!」と思うこともしばしば。そういう自分を見て、「ただボーっとして気が利かない」と思われてしまうのではないかと心配になります。
INFP-Tの性格が影響しているのか?
私のようなINFP-Tタイプは、内向的で、何よりも「自分の内面との対話」を大事にする傾向があります。そのため、外の世界への意識が疎かになりがちです。飲み会の席で必要な「他人への配慮」というスキルは、自然には身につきません。
また、HSP(ハイリーセンシティブパーソン)の気質も影響しているのかもしれません。周囲の物音や雰囲気に敏感なため、飲み会の賑やかな環境ではすぐに疲れてしまい、ますます「気を利かせる」どころではなくなります。
苦手を克服するために私が試したこと
飲み会が苦手でも、社会人として避けて通れない以上、何とか改善する方法を模索してきました。以下に私が試した工夫を挙げてみます。
1. 具体的な「ミッション」を設定する
飲み会の前に「今日は3回お酌をする」「隣の人に料理をすすめる」など、小さな目標を立てて臨むようにしました。これによって、何をすべきかが明確になり、ただ場の空気に飲まれるだけの状態を回避できます。
2. 深呼吸で心を整える
飲み会の席では、最初に深呼吸をして自分を落ち着かせるようにしています。これにより、自分の内面に意識を向けすぎず、外の状況を観察する余裕が生まれます。
3. 周囲を観察する習慣をつける
食事や会話に集中しすぎず、「他の人はどんな様子かな?」と観察するよう意識しています。この小さな行動だけで、自分の視野が少しずつ広がっていくのを感じます。
気が利かない自分を受け入れる
それでも、気が利かない瞬間はどうしても訪れます。そんなとき、私は無理に自分を責めないように心がけています。気が利かないことを補うために、隣の人と心のこもった会話を楽しむことや、素直に「ごめん、気づかなかった」と謝ることで、誠実さを伝えることも大切です。
飲み会が得意でない人も、決して自分を否定する必要はありません。私たちには私たちの強みがあるのですから、それを活かしつつ少しずつ苦手を克服していけば良いのです。
最後に
このブログを通して、同じような悩みを持つ方々と経験を共有し、少しでも役立つ情報をお届けできればと思います。読んでくださった方が、「自分も大丈夫だ」と思えるきっかけになれば幸いです。
また次回の記事でお会いしましょう。読んでいただき、ありがとうございました。