酔いと時間の無駄:コミュ障が語る酒との付き合い方
こ、こんにちは。コミュ障でINFPの田中です。
日々のストレスに押しつぶされそうな生活の中で、酒は私にとって最良の友達です。人に怒られたり責められたりした後、心の傷を洗い流すように飲む。いや、正確には心の奥底に押し流してしまう。それが酒の力です。
もちろん、体への負担は大きく、翌日のだるさは避けられません。しかし、帰宅して寝床につくまでの間、嫌なことを忘れられるのは、繊細な心には大きな救いとなります。
いつの間にか「毎日の晩酌」が当たり前に
もともと私は酒が得意な方ではありませんでした。飲み会では無理やり飲むこともありましたが、自宅で晩酌なんて考えられませんでした。それが、気付けば毎日飲酒する習慣ができてしまったのです。
今ではビール缶普通サイズ6本、つまり2リットル近くを毎晩飲んでいます。正直に言って、体に悪いのはわかっています。それでもやめられないのです。(2024年現在では半分に減らすことができています^^;)
気付いたこと:「酔う時間」は無駄でしかない
そんな生活を続けていく中で、最近ふと気付いたことがあります。それは、酔う時間が「無駄」だということです。
一人で晩酌をして心地よくなり、ストレス発散している気分になる。人と飲めば楽しい時間を過ごすこともあるでしょう。しかし、酔っている間の自分を冷静に振り返ると、生産性はゼロ。翌日のコンディションが悪化することも含めて、これほどまでに時間を浪費する行為が他にあるでしょうか。
酔うことで失うもの
- 思考停止: 酔っている間、頭は回らず、創造的なアイデアも出てこない。脳が休みすぎる。
- 体力の消耗: 酔った後のだるさは、翌日のパフォーマンスに大きく影響する。
- 人生の質の低下: 寿命の話ではなく、「今をどう生きるか」という点での質が確実に鈍る。
酔うことが人生の無駄だという考えに至ったのは、体が酒に対する耐性を失い始めたからです。同じ量を飲んでいても、翌日への影響が大きくなり、「なぜあの時間を無駄にしたのか」と悔やむことが増えました。
コミュ障と嗜好品:心の隙間を埋める危険性
コミュ障である私は、日々の辛さに酒を拠り所としてしまいました。同じように、タバコやドラッグに手を出してしまう人もいるでしょう。これらの嗜好品は、確かに一時的に心の隙間を埋める効果があります。しかし、その代償は大きく、平常心を失わせ、結果的に人生を浪費させる道具となり得るのです。
酒や嗜好品が心の痛みを和らげてくれるのは事実です。それでも、「自分が何を失っているのか」を冷静に考えるべきだと、私は身をもって感じています。
酒との付き合い方を見直すために
酒を完全にやめるのは簡単ではありません。でも、「酔う時間を減らす」ことはできるかもしれません。少しずつ酒の量を減らし、心の健康を別の方法で整える習慣を作ることが、人生の質を向上させる第一歩だと思います。
具体的なアプローチ
- 飲む量を日々記録し、減量の目標を立てる
- ストレス発散の代替手段(運動や趣味)を探す
- 酒を飲まない日を意識的に作る
まとめ:酒に頼りすぎない人生を目指して
酒は確かに、コミュ障の私にとってストレス発散の一つの手段でした。しかし、酔うことで失われる時間や、翌日に残るだるさを考えると、それが自分にとって本当に必要なものなのか、改めて疑問に思うようになりました。
「酒を飲む時間をどう使うか?」という問いを意識し、少しずつ人生の質を高めていければと思います。酒は友達であり、時には敵にもなる──そのことを肝に銘じて、これからの生活を見直していきたいです。
※※
酔いの国のアリス
夜のベールをまとい
ビール缶の塔を築く
私は考える、
「この泡は、記憶の破片?」
喉を通る液体は
ストレスの川を流し
奥底の不安を押し流す
でも残るのは
昨日の重み、今日の空っぽ
酔う時間は魔法の国
うさぎが時計を見失い
ハートの女王は眠りにつく
しかし、朝日が照らす頃
全ては割れた鏡の夢
「乾杯!」と言う声が響く
孤独な宴の中で
でも私は知っている
グラスの底には答えはないことを
彼は決めた
グラスを下ろし
もう一つの国を探すことを
泡のない空へ
光る足跡をつけながら