INFP人生記

著者:MBTI診断INFP-T/男/家庭持ち/1980年生/吃音/HSP/営業職

他人に合わせすぎて自分を見失うとき ~ 本心を取り戻す方法 ~

こんにちは、INFP-Tの田中です。

あなたは自分の本心を見失ったと感じたことはありませんか?

私は、自分を振り返ると「人に合わせて生きてきた人生だったな」と思う瞬間があります。人に迷惑をかけないように、誰にでも好かれるように振る舞うことを求められ、その期待に応えようと努力する――そんな風にして大人になりました。

ただ、その結果として「自分は本当は何を求めているのか」が分からなくなってしまったのです。今日はそんな話を、私の経験を交えてお伝えします。


「八方美人」という役割を背負って

私が幼い頃、祖父母や両親からよく言われた言葉があります。
「誰にでも好かれるように振る舞いなさい」「人に迷惑をかけるな」

最初はただの教えとして聞き流していましたが、成長するにつれてこれが私の生き方の基本方針になっていきました。幼稚園児の頃はわがままだった私も、小学校の高学年になる頃には親や先生の顔色を伺い、宿題を律儀にこなす優等生になっていました。

もちろん、学業が好きだったわけではありません。ただ、「大人に気に入られるためには言うことを聞くのが一番だ」という結論に達していただけです。


「人の心が分かる」という感性の代償

そんな生活を続けているうちに、ある能力が身についていきました。それは、「人の心を読む力」です。相手の表情や仕草、ちょっとした言葉からその人の気持ちを察するのが得意になり、「どう振る舞えば好かれるか」が瞬時に分かるようになったのです。

一見すると便利な能力に思えますが、これには大きな代償がありました。人の期待に応えることばかりを優先し、自分が本当に何を求めているのかを考える時間がなくなってしまったのです。

結果、私の中には「他人にカスタマイズされた自分」という存在が生まれました。いつしか私は、自分の感情や欲求を無視して行動するのが当たり前になり、本当の自分が分からなくなっていきました。


「自分を飼っている自分」のジレンマ

この感覚を、一言で言うなら「自分を飼っている自分」だと思います。表向きは自分の行動を自分でコントロールしているつもりなのですが、その実、私は「他人にとって都合のいい自分」というペットを飼っているようなものだったのです。

疲れ果てた夜、ベッドに横たわりながらも頭の中では「自分は本当は何が好きなんだろう」と考え続けてしまう。結局答えが出ず、心の疲労感だけが積み重なっていく。

まるで海の中を漂うクラゲのように、どこに行くでもなく、ただ時の流れに身を任せていました。


「自分を取り戻す」ためにできること

こんな状態を変えるためにはどうすればいいのか? 私が試行錯誤の末に見つけた方法をいくつかシェアします。

  1. 自分の「好き」を再発見する
    他人の期待に応える日々の中で忘れてしまった「自分の好きなもの」を思い出してみましょう。小さなことでも構いません。好きだった音楽、趣味、食べ物など、自分を喜ばせるものを探してみてください。

  2. 「NO」を言う練習をする
    他人に好かれたいという気持ちが強いと、「NO」を言うのが難しくなります。しかし、自分を守るためには時には断る勇気が必要です。小さな場面からでいいので、少しずつ「NO」を言う練習をしてみてください。

  3. 自分との対話を続ける
    自分が何を感じ、何を求めているのかを知るためには、自分自身との対話が欠かせません。日記を書いたり、静かな時間を設けて自分の気持ちに向き合ったりする習慣を作りましょう。


まとめ: 自分を大切にする生き方

人に好かれるために生きることは、決して悪いことではありません。しかし、それが自分自身を犠牲にするものであってはいけません。

私自身、まだ完全に「自分を取り戻す」ことができたわけではありませんが、少しずつ「自分が本当に求めているもの」を見つけられるようになっています。そして、他人に好かれることと同じくらい「自分を大切にすること」も重要だと気づくことができました。

もしこの記事を読んでいるあなたが、自分を見失っていると感じるなら、少しずつでも「自分を探す旅」を始めてみませんか? あなたの中にある本当の気持ちは、きっとあなたを待っています。