こんにちは、INFP-Tの田中です。今日は、高速道路のサービスエリアで偶然目撃したTV取材の出来事から、「人前で話すことの難しさ」と、それを克服するためのヒントを考えていきます。
サービスエリアで遭遇した「ライオン」たち
大型連休のある日、高速道路のサービスエリアでトイレ休憩を取ろうと立ち寄った私。そこは多くの人で賑わい、人混みに酔ってしまうほどの喧騒でした。
その中で、一際異彩を放つ存在がいました――巨大なカメラを構えたスタッフと、鋭い目つきのレポーター。
「あ、TV取材だ……!」
瞬時にわかりました。あの光景は、遠目に見るだけでも緊張感が伝わるものがあります。カメラマンの構える機材は、まるでサバンナのライオンが牙を剥く瞬間そのもの。私は小動物のように息を潜め、その場を避けようと決めました。
ところが、目の前で取材チームに捕まったのは、5人家族のちょっと気弱そうなパパでした。
「ああ、なんて残酷な運命……!」
心の中で祈りを捧げて見守る私。しかし、そのパパは毅然として、堂々とレポーターの質問に応じているではありませんか!
「ええ、帰省です」
「そうですね、楽しんで帰りたいと思います」
カメラの圧力にも動じず、リラックスした表情でやり過ごすその姿は、まるで神の権化。私には到底真似できません。
なぜ取材が怖いのか?
私は自分があの場に立たされたらどうなってしまうのかを想像しました。結果は簡単です。
- 目が泳ぐ
- 何を言えばいいのか分からずパニック
- 「すみません」とだけ言って逃げる
なぜこんなにも怖いのか。原因を考えてみると、次の3つが挙げられます。
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突然の質問に対応する余裕がない
人前で何を話すべきかを瞬時に考えるのは、脳に大きな負荷がかかります。特に準備ができていないと、パニックに陥りやすいものです。 -
失敗する恐怖
「変なことを言ったらどうしよう」「テレビに映った自分を見られたら恥ずかしい」という不安が頭を支配します。 -
自己意識の過剰な働き
「どう見られているか」を過剰に気にしてしまうことで、自然な対応ができなくなるのです。
堂々と受け答えするためのヒント
とはいえ、私もいつか突然インタビューされる日が来るかもしれません。そんな時に備え、次の3つのポイントをあらかじめ整理しておくことにしました。
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深呼吸で冷静になる
緊張すると呼吸が浅くなり、頭が回らなくなります。一度深呼吸をして気持ちを落ち着けましょう。これだけでも、言葉が出やすくなります。 -
「シンプルに答える」練習をする
質問に対して、余計なことを考えず簡潔に答える癖をつけましょう。例えば、「今日の予定は?」と聞かれたら、「家族でドライブです」と短く答える練習をしてみようと思います。 -
日常から話す経験を増やす
見知らぬ人と話すのが苦手な場合、日常のちょっとした会話から始めてみるとよいと思います。コンビニの店員さんに「ありがとう」を言うだけでも、場慣れに繋がります。
社会力を高めるための第一歩
堂々と人前で話せる人を見ていると、「自分には到底無理だ」と思ってしまいがちです。しかし、彼らも最初から上手だったわけではありません。経験を積み重ね、少しずつ慣れていった結果なのです。
私たちも、焦らず少しずつ練習を重ねることで「社会力」を高めることができます。自分のペースで進むことが大切です。
まとめ:怖さを受け入れ、少しずつ進もう
TV取材のような突発的な出来事に冷静に対応するのは、誰にとっても簡単なことではありません。
しかし、日常の中で小さな一歩を積み重ねていくことで、緊張を楽しむ余裕が生まれるはずです。いつか、「あの取材パパ」のように堂々とカメラの前で話せる日を目指して――一緒に進んでいきましょう。