興味のないことは覚えられない

物を覚えるということは、反復によってその興味関心は抜きにしてある程度覚えられるものかと思います。

学校の勉強はその最たるものでしょう。私は世間にさしたる興味も持っていませんでしたが社会科はそれなりに出来た記憶があります。

しかし、年齢を重ねるとともにそういう興味の沸かないものを覚えることが苦手になったようです。

具体的には本です。

私は時に興味の沸かない本も教養のために読んだりするのですが、これがびっくりするほどその内容を忘れてしまうのです。

読んだあとは頭に入っていて、重い腰をあげて読んだわりにはそこそこ読めた、なんて本がありますが、どうやら数ヵ月もすれば記憶はおぼろげ、数年後には読んだかどうかも覚えていないような状態になります。

興味のある本なら、本でなくても人との思い出なんかでもそうですが、いつまでも覚えているのに。

そう考えると残りの人生、興味のないことに無理して時間をかけていくのがバカらしくなってきました。

好きなことに時間を投入していくべきなのでしょう。でも、今の私にはそれが出来ない、退っ引きならない状況で日々を過ごしていますから、嫌なことも引き受けて必死で毎日を耐えている、そんな状況なのです。