こんにちは、INFPでコミュ障な管理人の田中です。これを書いている今、世の中はお盆です。親族との集まりや帰省ラッシュの真っただ中ですが、皆さんはどのようにお過ごしですか?コミュ障の私にとって、お盆は“何もないどうでもいい会話”をしなければならない、ちょっとした試練の季節です。
特に、嫁の実家に行くと親族からの子ども関連の話題や雑談が次々と飛び交い、普段の何倍もの「社交スキル」が要求されるんです。「必殺!どうでもいい会話」が求められる親族の集まり…コミュ障にはなかなか骨の折れるイベントですよね。
さて、そんな“コミュ障の奮闘記”は置いておいて、今回は「仕事とコミュ障」について深掘りしてみようと思います。
1. 理想の職場を求めるコミュ障の夢と現実
コミュ障の皆さんにとって、理想の職場とはどんなところでしょう?「なるべく人と話さずに済む職場がいい!」と思う人も多いのではないでしょうか。
例えば、人と話さなくて済むブルーカラーの職種としては、工場や倉庫での作業員、運送業、職人、技術者といった職が挙げられます。ホワイトカラーなら、経理や総務の事務職やマーケティングなどの仕事、さらに公務員なら図書館司書などもコミュ障には向いていると言われがちです。
2. 職場選びの盲点〜「小さな組織」 vs. 「大企業」の違い
ところが、職場を選ぶ際にコミュ障にとって見落としがちな「盲点」があります。それは、その職場が「大きな組織」か「小さな組織」か、という点です。
大きな組織の特徴
大企業や大規模な組織では、仕事の規模も大きく、社内での付き合いも増えがちです。仕事を進めるうえで「チームプレイ」や「社内での調整力」が重要になり、コミュ障の人にとっては苦しい環境になることが多いのです。また、大企業では転勤もつきもので、その都度新しい人間関係の構築が求められるため、心理的な負担がかかります。
小さな組織の特徴
一方で、小さな組織では全員が顔見知りになりやすく、社内の関係も比較的固定されやすいです。長く勤めていれば、やがて自分のポジションも固まり、気の合わない人とも多少の距離を取って付き合えるようになります。
3. 小さな組織がコミュ障に適している理由
小さな組織は、「いつも同じ人たちと顔を合わせる」環境のため、新しい人間関係に緊張しやすいコミュ障にとっては、ある意味で居心地の良い職場になり得ます。「気の合わない人がいると最悪」という意見もありますが、コミュ障にとっては、むしろ「知っている相手のほうが気がラク」という場合もあるのです。
4. コミュ障が大企業を選ぶときの心構え
もちろん、大企業にもメリットはあります。安定した収入や充実した福利厚生は魅力的ですし、規模が大きいからこそ学べることも多いでしょう。ただ、コミュ障の自分にとって「その居心地の悪さにどこまで耐えられるか?」という点をよく考えておく必要があります。
もし大企業に入ったとしても、心構え次第で過ごしやすくなる部分もあります。例えば、「苦手な場面で自分を無理にアピールしない」「人間関係には距離を保つ」といったことを心掛けるのも一つの方法です。
5. コミュ障のキャリア選択〜克服か受け入れか?
最終的に、コミュ障にとってのキャリア選択には二つの道があるでしょう。
- コミュ障を克服する努力をして、大企業でも通用するスキルを磨く
- コミュ障であることを受け入れ、居心地の良い小さな組織に自分の居場所を見つける
もし「大企業で頑張りたい!」という強い意志があれば、それに向けてコミュニケーションスキルを少しずつ磨いていくのも素晴らしい選択です。ただ、居心地の良さや自分に合った働き方を重視するのであれば、むしろ小さな組織で「自分らしく」働くのも大いにありだと思います。
まとめ:自分にとっての「ちょうどいい」職場を見つけよう
世の中にはいろいろな職場や働き方があります。大企業や小さな組織、ブルーカラーやホワイトカラー、それぞれに特徴があり、コミュ障の私たちが「生きやすい」環境もあります。何を優先したいかは人それぞれですが、自分の個性や気質を受け入れ、無理なく働ける場所を探すことこそが、コミュ障にとって大切なのではないでしょうか。
「居心地が良い」と感じられる職場で、自分のペースで働けること。それが、コミュ障の方にとっての「幸せな働き方」の第一歩になるはずです。