INFP型・HSPのブログ

MBTi診断INFP型でHSP、40代家庭持ち営業マンの日記

職場に入ってきた美人

美人が職場に入ってきました。とても目元が整っていて、背筋もすらっとして、全体から漂う気品。コロナでマスクをしていてまだ顔の下半分は見ていないものの、もうハズれようのない顔立ちをしているのです。顔とは下半分が決め手で、実は目元よりも端正さを求められるパーツと言われます。この部分を隠すことになったコロナ禍では、ゆえに世の中に美人が溢れました。

それはさておき、まだマスクの下を見られていない、つまり全てを確認できたわけではないのですが、恐らく人生でも一番2番に入るくらいの、身近な美人となったわけです。

 

心が掻き乱されて仕事になりません。

あのマスクの下はどうなっているんだ!?とヤキモキしてしまいます。

 

でも、変に目を向けると、周囲から美貌に囚われていると疑われそうで、

ろくに見ることができません。それどころかむしろ、不自然なほどに視線を逸らすような感じになってしまい、、でもその顔を見たくて、そして見れないというジレンマに困憊を覚えずにはいられないのです。

 

スタイルも素晴らしいのです。美人は自分が人から沢山の視線を受け、感じ慣れているせいでしょうか、その立ち居振る舞いも洗練されています。ピンと伸ばした背筋から保たれる全身のバランス、あれは女性だけの30分健康教室に通い慣れてるな、と思わせる体の肉の無駄のなさ。細い指、縦に長い艶やかな爪。

そのどれをとっても落ち度なき完成度。

神はどうして同じ人間にこれだけの差をつけたもうた、と疑念を抱かずにはいられない、異性なのに嫉妬してしまうくらいの端正さ、永遠に朽ちないのではないかと惑わせるくらいの年齢に見合わない若さ。

 

心が掻き乱される。

実際に職場では早くも女性社員の標的になって妬まれているその美人。何もしていないのに、その立ち居振る舞いが鼻につくのか、陰口の対象となってしまっている。

過ぎたるは及ばざるが如し。

やはり、人は普通が一番なのだと思いました。

オーバースペックなものが混ざると、揺らぎが起こる。美人美男子ばかりの職場に美人美男子が入るのは平衡が崩れることはない。

でも、普通のところに煌めきを放つ存在が混ざると平衡は崩れ、そこにひずみが生まれるのでしょう。

既婚かつ男としてのスペックも低い私にとって、その女性とどうこうなることは間違っても起こることはなく、何を妄想しても不毛なエネルギーを費やすだけになるのですが、ただそれでも、止まらないこの、脳を掻きむしりたいような煩悶。

幻惑の美貌にただただ辟易とするのでした。煩悩をたちきれ、そう自分に言い聞かすのでした。