INFP人生記

著者:MBTI診断INFP-T/男/家庭持ち/1980年生/吃音/HSP/営業職

コロナ禍が変えた人間関係 ~ 飲み会を断る新しい自由とその影響 ~

こんにちは、INFP-Tの田中です。2020年の初め、人類は新型コロナウイルスという未曾有の災厄に見舞われました。社会は一変し、リモートワークが広がり、生活様式が変わりました。人々が自由に集まることができなくなり、多くの「普通」が失われました。しかし、その影で得られたものもありました。その一つが、「飲み会を正当に断る理由」です。

私のように、飲み会が苦手な人間にとって、コロナ禍はある種の救いでした。断るために理由をひねり出し、それを正当化するために心をすり減らす必要がなくなったのです。これは、意外にも大きな変化でした。


飲み会が私に与える苦痛

お酒そのものは好きです。でも「飲み会」という場は、私にとって魂を削るような体験です。他愛もない会話を楽しむ能力が欠けているわけではありませんが、それを繰り返すのが生理的に辛いのです。何も生産的ではない会話にエネルギーを注ぐこと、それが日常的なストレスにさらに負担をかけていました。

コロナ禍以前は、毎週のように飲み会に誘われ、それを断る理由を考えるだけで残業と同じくらいの精神的な労力を使っていました。本音を言えば、仕事が終わったらただ家に帰りたい。それだけです。でも「飲みにケーション」という文化は、そんな私に大きなプレッシャーを与えてきました。


コロナ禍がもたらした「自由」

コロナ禍が始まり、「飲み会文化」は一旦停止しました。それは私にとって、肩の荷が下りる瞬間でもありました。「今日は用事がある」といった断り文句を考える必要がなく、ただ「行けません」と言えば済む。社会的に認められた理由があることで、断ることへの罪悪感から解放されたのです。

これが何を意味しているかというと、人との付き合い方を見直すきっかけが生まれたということです。私たちは普段、「社交性がなければならない」という暗黙のプレッシャーに縛られています。しかし、実はそのプレッシャーが本当に必要なのかどうか、コロナ禍によって再考する機会を得たのではないでしょうか。


社交性は本当に必要か?

人間は社会的な生き物です。社交性は、能力の欠損を補い、信頼を築き、チームとして機能するために不可欠なスキルです。でも、それが全てではありません。飲み会という形式でしか得られない信頼関係がある一方で、そこに馴染めない人たちにとっては、それが大きな苦痛にもなるのです。


飲み会の未来を考える

コロナ禍が終息に向かう中、飲み会文化も徐々に復活してきています。しかし、私はこれからも「行きたくない飲み会を断る自由」を大切にしたいと思います。飲み会が好きな人もいれば、そうではない人もいる。そのどちらも尊重し合える社会が理想です。

私にとって、コロナ禍は「自分らしい生き方」を考えるきっかけを与えてくれました。そして、それは今後の人間関係や働き方を見つめ直すヒントでもあります。