INFP人生記

著者:MBTI診断INFP-T/男/家庭持ち/1980年生/吃音/HSP/営業職

コミュ障に悟りを!沈黙の修行(サドゥ)に学ぶ『無理をしない生き方

コミュ障が悟りを開く!?「話さない修行」に学ぶコミュ障の生き方

こんにちは。INFPでコミュ障な私が、先日なんと飲み会で乾杯の発声を任されました。スピーチは事前に準備ができればなんとかやり遂げられるのですが、それでも緊張感は半端ありません。幾度となく場数を踏んでいるにも関わらず、ドキドキは収まらないものですね。あのスティーブ・ジョブズでさえ、プレゼンの裏では徹底的なリハーサルを繰り返していたと言います。

さて、前置きが長くなりましたが、本日は「コミュ障であることが悟りを開くきっかけになるかもしれない!?」というお話をしてみたいと思います。


誰とも話さない修行 - インドのサドゥに学ぶ「沈黙」の力

インドには「サドゥ」と呼ばれる修行者がいます。彼らの生活は、通常の人々の理解を超えた厳しい修行が中心です。中には土に埋もれたり、何年も右手を上げ続けるなど、耐えがたい苦行を積むサドゥもいるのですが、面白いことに昼間からお茶を飲んだり、大麻を吸ったりと意外に自由な一面もあるそうです。

そんなサドゥの修行の中でも、特に「コミュ障的」と言える修行が「沈黙を貫く修行」です。彼らの中には、何年も誰とも話さず、独り言さえも口にしない生活を選ぶ者がいます。他人との接触や意思疎通が完全に禁止されているわけではありませんが、言葉を発しない「沈黙の修行」を続けることで心を静め、悟りを目指しているのです。


コミュ障にとって沈黙はむしろ心地よい?

この「沈黙の修行」、コミュ障にとってはもしかするとそれほど「苦行」ではないかもしれません。

もともと対人関係に消耗している方であれば、むしろ「話さないこと」が楽であり、自分に合ったスタイルだと感じるかもしれません。コミュ障な人が、もし心が疲れきってしまったときには、いっそのこと「自分は今、沈黙の修行中なんだ」と考えると、心が軽くなるかもしれません。

もちろん、周囲との交流を断つというのは現代社会では難しい面もありますが、「無理に話さなくても良い」と思うだけで、ストレスが軽減されることもあるでしょう。


コミュ障の悟り:無理せず、自分のペースで生きる大切さ

サドゥたちが黙り続ける修行を通じて悟りを目指すように、私たちも「無理に話す」ことから少し距離を置いてみるのはどうでしょうか。

コミュ障であることに絶望したり、明るいキャラクターを無理に演じようとするのではなく、「自分はこのペースで良い」と認めることが、心の平穏を得るための一歩になるかもしれません。

人と話さず静かに自分と向き合う時間は、心のバランスを保ち、リフレッシュする効果もあります。無理に自己変革を求めるよりも、「沈黙」を通じて自己を受け入れることが、真の意味でのコミュ障の悟りに近づくのではないでしょうか。


「沈黙の修行」を現代に取り入れる方法

実際にサドゥのような沈黙修行を試してみるのは現実的ではないかもしれませんが、現代生活に合わせた「ミニ沈黙修行」を取り入れることは可能です。たとえば、以下の方法を試してみましょう。

  • 1. デジタルデトックス
    週末や夜間にスマホやパソコンから離れ、一人で静かに過ごす時間を作ります。言葉を使わないことで、リラックスし、心が落ち着いていくのを感じられるでしょう。
  • 2. 独り言や心の声を控えてみる
    自分の中でも「話さない」練習として、独り言や考えを言葉にするのを控え、心の中で静かに整理する時間を持つようにします。頭の中の喧騒が徐々に静まり、穏やかな心境に近づけます。
  • 3. あえて「話さない時間」を周りに伝える
    もし可能であれば、家族やパートナーに「今日は静かに過ごしたい」とあらかじめ伝え、沈黙の時間を確保してみましょう。話さずとも、お互いの存在を感じることで穏やかな安心感を得られることもあります。

まとめ:「沈黙」から学ぶ自分らしい生き方

「話さないこと」を無理にコミュニケーションスキルで埋めようとせず、沈黙の中で自己を受け入れるという視点が、実はコミュ障の悟りへの道かもしれません。言葉に頼らず自分と向き合う時間を作り、無理のないペースで生きることが、より豊かな日々に繋がるのではないでしょうか。

サドゥたちがそうであるように、私たちもまた、沈黙の中で心の平穏を見出すことができるかもしれません。コミュ障なりに「自分らしい生き方」を模索し、自分に合ったペースで生きていきましょう。