コミュ障でも営業で成功する方法と、その限界
こんにちは。コミュ障でINFPの田中です。これを書いている2015年、35歳です。
休日にもかかわらず仕事のことが頭から離れず、胸がつかえるような感覚──これはもう10年以上続いている私の日常です。さすがに慣れましたが、「これが死ぬまで続くのか」と思うと、少し絶望的な気分になることもあります。
とはいえ、生活のためには働き続けなければならない。年金がもらえる日まで、がんばるしかないのです。
コミュ障の仕事選びは大変
世間では「無職40代ニート」が増えていると言われていますが、彼らが生活を続けられるのは、それでも支えてくれる家族や環境があるからこそ。それがなければ、飢えるかホームレスになるしかありません。
コミュ障にとって、仕事選びはとても難しい問題です。「コミュ障を克服するために営業職に挑む」──このようなアプローチを安易に選んではいけません。私も営業職に就いて苦労を重ねた一人です。
コミュ障でも営業成績は上げられる
しかし、ここで驚くべき事実をお伝えします。私は先月、営業成績でトップを取りました。ルート営業という形ではありますが、コミュ障でも営業で結果を出せることを実証した形です。
もちろん、すべてのコミュ障が営業に向いているわけではありません。発達障害や精神障害が絡む場合、営業職は非常にハードルが高いでしょう。しかし、ネット上で言われる「雑談が苦手で対人が辛い」タイプのコミュ障であれば、営業で成功するチャンスは十分にあります。
なぜコミュ障でも営業ができるのか?
では、内気で人見知りなコミュ障が、どうして営業職で成果を上げられるのでしょうか。その理由を5つ挙げてみます。
1. 嫌われたくないから、嫌われない方法を考える
コミュ障は「嫌われる勇気」がありません。そのため、世間でイメージされるガツガツした営業マンとは異なり、相手の警戒心を解く柔らかな雰囲気を持っています。また、迷惑をかけたくない気持ちから、相手の立場に立った行動を心がけるクセが自然と身についています。
2. 押し売りができないので、相手にメリットのある提案をする
コミュ障は押し売りが苦手です。むしろそれが得意な人には見えない方法で成功のチャンスをつかみます。たとえば、相手の利益を第一に考えた提案をすることで信頼を得るのです。ただし、これには限界があり、全力を出し切ると燃え尽き症候群のような疲弊感に襲われることもあります。
3. 反省癖が次に活かせる
コミュ障は日常の会話でも「あの時こう言えばよかった」と一人反省会を開きがちです。この癖が営業では大いに役立ちます。営業は場面が一定で反復的な要素が多いため、失敗を反省して次に活かすことで、トークの質が向上していくのです。
4. トークの練習を怠らない
コミュ障だからこそ、ぶっつけ本番で話すことに不安を覚え、事前準備を徹底します。営業トークの練習を重ねたり、電話をかける前に話す内容を整理する努力は、結果的に相手に安心感を与えるポイントとなります。
5. 真面目さと一生懸命さが武器になる
内気で人見知りだからこそ、真面目に取り組む姿勢が相手に伝わります。「誠実さ」は営業の現場で最大の武器になるのです。そのひたむきさに心を動かされ、顧客から信頼されることも少なくありません。
コミュ障の営業職、成功の裏にある限界
ここで一つ注意点があります。営業職で成功することは可能ですが、それが一生続けられるかというと、必ずしもそうではありません。プレッシャーの中で長期間成果を出し続けるのは、コミュ障にとって心身ともに大きな負担です。
実際、成功した営業マンの多くは、現役を退いてから本を書いたり講演をしたりと、別の道に進むケースが多いのです。たとえば、自己啓発書の名著として知られるデール・カーネギーもセールスマンとしてのキャリアを辞めた後、「人を動かす」などの名著を世に送り出しました。これは、営業職での成功が持続的なものではないことを示している一例と言えるでしょう。(つまり営業がしんどいからキャリアチェンジして文筆業へ)
まとめ:営業は「やればできる」、でも続けるのは別の話
コミュ障でも営業職で成功することは可能です。しかし、それを一生続けるのは別の問題です。営業での成果は、コミュ障特有の真面目さや努力の結晶であり、それを支えるためには相応の覚悟と工夫が必要です。
無理せず、自分に合った働き方を模索しながら、できる範囲で頑張っていくことが大切です。営業の成功体験は、コミュ障である自分を見つめ直し、新たな道を切り開くきっかけになるかもしれません。
「やればできるけど無理はしない」──それがコミュ障の仕事選びの基本ではないでしょうか。