カラオケで気を使う
こ、こんにちは。管理人です。今回はカラオケの話です。
カラオケってワタシあまり行かないのですが、二次会とかで誘われたら断れず付き合うことがあります。
基本的には人前で何かをやることが苦手なワタシですので、カラオケなんぞもってのほか、というところではありますが、実は行ったら行ったで歌います。あの閉ざされた空間では、どうやって空気を消しても見つかってしまい、「何か歌いなよ」と言われギクッとなるのが嫌で、一曲は入れるようにしています。一曲入れたら免罪される雰囲気があり、あとはカラオケ好きな人が勝手にガンガン入れて時間が経っていくので楽なものです。カラオケ中は雑談する必要もないので、聞いているふりで時間が経っていきます。
ぞろぞろ歩く集団の後ろに金魚のフンのようにくっついていき、
仕切り役の人にカラオケ屋の受付を済ませてもらって、
いざ入室。
部屋の中はカラオケの待機BGMが流れて場はいったん白けたムードに。
ここで、誰か歌って~といわれて、あの時限爆弾みたいなリモコンを手元にそわそわしだします。
そして一曲目が入り、
順番にリモコンがこっちに回ってくる様子は、凶器の爆弾が吹っ飛んでくるような恐怖感と緊張感です。
でもカラオケに来た時点で腹はくくっているわけです。歌う覚悟はあるのです。
そして、ここからが勝負です。
選曲に気を遣うのです。このムードにあった曲は? みんなが知っている歌は? と頭の中で思いを巡らせてこれだけでヘトヘトになります。
好きな歌を歌えばいいのでしょうけども、
選曲をしくじった時(思ったほど知名度が低かった歌、ウケ狙いで外した歌、歌えると思っていたのに音が高くて声がでなかった歌)の、
あの周囲の白けた態度の中(ビシビシ伝わってきます)、歌い続けるというのは、水からジワジワと熱せされる釜茹での刑、歌えば歌うほどに苦しさが増していくのであります。3分程度の曲が永遠の時間に感じられ、あまりにひどい時は、曲の一番目で停止するのですが、これはこれでまたどうして止めたんだ?という変なガッカリムードが流れるのです。
カラオケって大変ですね。
この選曲だけでなく、歌っているときの世界の入り方も難しいです。入り込みすぎて目を閉じたり体を揺らせるのもなんか気恥ずかしいですし、かといってマネキンさながらにカチコチに固まって歌うのも興ざめです。