聞き返すことができない、もう一度言ってもらいたい時の焦り具合がすごい、コミュ障。。

こ、こんにちは。コミュ障研究家の安倍です。　非コミュって言葉がありますが、つい最近まで〝コミュ障ではないフツーの人”　のことを指すものだと思い込んでおりましたが、どうやらこれは飛んだ大間違いでコミュニケーション能力がない人のことを指すようですね、知らんカッタ、恥ずかしい。　コミュ障っていうのはただでさえ言葉を交わすのが苦手なのですから、せめて言葉の正しい意味や使い方ぐらいは知っておきたいところです。。　勉強します！

さて、本日は簡単ですがコミュ障を長年やっております私の一番の悪い癖、　

聞き返すことができないことについて考察してみたいと思います。

会話の途中、相手の発言内容が聞き取れなかったその瞬間

これってホントにツラいんですよね。

だって普通に聞こえていてもそのリアクションに迷ってタイミングを逸してしまって会話がチグハグになるコミュ障なのに、それに加え、相手が何を言ったか聞き取れなかったなんてもう反応のしようがありません。

いや、本当はそうではないのです。

ー　相手の声が小さかったり発音が悪く聞こえなかった、または言い回しが下手で伝わってこなかった、

こんなことって誰しもあることなのですよね。いくら声が通るハキハキした人の発した言葉も時としてうまく聞き取れないことっていうのは普通にあるのです。　

だから、うまく聞き取れなかった時の正しいリアクションとしては、「え？聞こえなかったもう一度」とか「何て？」とか聞き返して相手にもう一度同じ内容を発してもらう、これなのです。

でもコミュ障はできない。

聞き取れなかった時の返し

では、上手く相手の発言内容が聞き取れなかった時、どういうリアクションをとるかというと、それまでの会話の流れから文脈を予測して相手の（聞き取れなかった）発言内容を推測してそれに言葉を返すのです。

相手「…だから、…っていう…ね。」

コミュ障のアナタ　「（ん？聞こえなかった、でも多分同意を求める内容だったんじゃないか！？とりあえず合わせとこう）そうだね！」

こんな具合でしょうか。

なんとなくトーンや流れで判断してリアクションする。　それで差し支えなく次の話題へと展開していけたらよいのですが、このやりとりはだいたい失敗します。　結構会話をつなぐ大事なキーワードを発している場合が多いですし、何より相手の発言が聞こえていないのにいい加減な返事をしてしまった、あの返答でよかっただろうかと悶々としながら会話を続けることになるからです。もちろんそれ以降の会話がさらに上の空になることは言うまでもありません。

最悪の場合、相手にリピート質問されます。相手もバカじゃないのであなたの空リアクションは見抜いているのです。　だからただすように言い直してくるのですね。

逆の立場なら分かると思います。自分が喋っている時に相手に伝わっていなかった、聞こえていなかった！と思うことありますよね？そんな時は言い返すでしょう、それです。

かくしてコミュ障は聞き返すこともせず受け流すかのようなスタイルに陥り、例えクリアに聞こえている時も、相手から

「話、聞いてる？」

と疑われるというわけです。

聞き返すコツ

この聞き返せない症候群はハッキリ言って経験不足なだけです。　ワタシもすごく聞き返すことができないタチでしたが、営業という仕事についてからはその仕事柄どうしてもお客さんの言葉を聞き逃すわけにはいけないため、自ずと苦しい胸のつっかえを打ち破り「え？何ですか？」と聞き返すことができるようになりました。

これにはコツがあって、相手に耳を向け手をそえて聞き返すとずいぶん楽です。このスタイルだと、聞き返すときも「えっ！？」と言葉少なに発するだけでも相手が言い直してくれるという利点があります。何より耳を向けるので目を合わせなくて済みます。　その上、相手には「ああ、自分の話に興味もって丁寧に聞いてくれているんだな」という印象を与えることにもなるからです。

それにしてもコミュ障にとって聞き返す時の何がツラいかといいますと、同じことを相手にもう一度言わせるという労力を求める恐縮感なんですよね。悪いなぁと思ってしますのです、ハッキリ喋らなかった相手も悪いのにですよ。　だから腹をくくって聞き返したときも、

「あ、え！？ななな、なんっていいました！？★あ、う、☆え？○▲×※・・・！？」

ってなるのです。

　でもこれは考え方次第です。相手を尊重しているからこそ堂々と聞き返すことです。　聞こえないままやりすごす、これが一番の失礼になることを肝に銘じておきましょう。

まぁ中には聞き返す間もないほどお構いなしにどんどん話を進める人もいますけど。。