INFP人生記

著者:MBTI診断INFP-T/男/家庭持ち/1980年生/吃音/HSP/営業職

INFP型が考えすぎてしまう理由と、その感受性を活かす方法

こんにちは、INFP-Tの田中です。

空想や妄想にふけってしまい、現実での失敗を繰り返す…。もしこれに心当たりがあるなら、きっとこの記事はあなたの共感を呼ぶでしょう。

今日は「考えすぎてしまう性格」の持つ難しさと、その感受性をどう生かすかについてお話しします。

上の空モードが引き起こす日常の困りごと

INFP型やISFP型の性格は、考え事が大好きです。ときにはその思索の深さが、自分を「別の世界」に連れていってしまうことすらあります。

私の場合、こんなことがよくあります。

  • お風呂での上の空エピソード
    頭の中で思考を巡らせているうちに、同じ部分を何度もゴシゴシ。シャンプーしたのかすら思い出せない。
  • 食卓でのトラブル
    妻に「取り箸と自分の箸を間違えないで」と念を押され、注意していたはずなのに、気づいたら間違えている…。
  • 会話中に気を取られる
    誰かと話していても「ふん、ふん」と相槌を打ちながら、頭の中では全然違うことを考えてしまう。

これらのエピソードは、考え事に夢中になるあまり現実を疎かにしてしまう、INFP型特有の特徴といえるでしょう。

考えすぎる性格が持つ長所

「考えすぎる性格は生きづらい」と感じることもありますが、その裏には大きな強みも隠れています。

  1. 感受性が豊か
    過去の出来事や些細な感情まで深く覚えており、それを基に独自の視点を持てる。
    • 例: 高校時代の授業中、漫画を読んで先生に叱られたエピソードを、つい最近のように鮮明に思い出せる。
  2. 創造性を育む
    思索にふける時間が多い分、物事を多角的に捉える力がつきやすい。この特性は、芸術や文章を書く上で特に強みになります。
  3. 深い人間理解
    他人の感情に敏感で、相手の本音や心の動きを察する力が強い。

これらの特性があるからこそ、INFP型は「芸術家肌」と呼ばれることが多いのです。

考えすぎる性格が生きづらい理由

しかし、その感受性ゆえに、日常生活でストレスを抱えることも多いのが事実です。

  1. 思索が止まらない
    過去の嫌な出来事や失敗を繰り返し思い出し、頭の中で再生してしまう。

    • 解決策: 過去を振り返るのは悪いことではありません。ただ、「その経験から何を学ぶか」にフォーカスすることで、思考の堂々巡りを防ぎましょう。
  2. 現実がおろそかになる
    思考に没頭するあまり、目の前のタスクや会話を忘れてしまう。

    • 解決策: 「今、やるべきこと」をリスト化する習慣をつける。小さなメモでも、思考を整理する助けになります。
  3. 自己批判が強い
    自分のミスや欠点を過剰に責めてしまい、「自分はダメだ」と感じることがある。

    • 解決策: ミスを犯しても、それを「次に活かせる成長の機会」と捉えることで、自己否定を軽減できます。

考えすぎる性格を活かす方法

この性格は、適切に管理すれば大きな強みになります。以下のポイントを意識してみましょう。

  1. クリエイティブな活動を取り入れる
    頭の中にあるアイデアや感情を、文章や絵、音楽などで表現する時間を作りましょう。これにより、内面的なモヤモヤが形になり、心が軽くなることがあります。

  2. 「マインドフルネス」を練習する
    瞑想や深呼吸などで、今この瞬間に意識を向ける練習をすると、思考の堂々巡りを減らすことができます。

  3. 自分の性格を理解する
    考えすぎる自分を否定せず、「これが自分の特徴だ」と受け入れることが、ストレスを減らす第一歩です。

まとめ:感受性を力に変える生き方

INFP型やISFP型の特性である「考えすぎる性格」は、一見すると生きづらい性質に見えます。しかし、その感受性や創造性は、他の人にはない大きな資産です。

大切なのは、自分の特徴を理解し、それを活かせる方法を見つけること。考えすぎるからこそ得られる発見や成長が、きっと人生を豊かにしてくれるはずです。