ご飯食べて会計を多く請求されたけどまあいいや
晩ご飯を食べにいきました。 私にとっては毎日が最後の晩餐かという思い、といっても過言ではないくらいのギリギリの追い詰められた日々を送っていますが、それでも、美味しい店を選ぶセンスがないというか、まずいお店やサービスの悪い店ばかりにあたります。オシャレな店はそもそも居心地悪くてドアを開けることすらできません、入店後に挙動不審になる自分が見えているからです。
そして、そうしていくうちにハズレくじばかりを引きます。
先日は美味しい、満足できる焼鳥屋でお酒を飲みながら舌鼓を打ちました。
これは旨い、久しぶりのヒット、これなら値段以上の金額を払ってもイイと思いました。
すると、 不思議な力が働き、会計時に明らかに高い請求をされました。 1000円上乗せの額だったのです。
そう言えば思いあたるふしがありました。
私の、お一人様の私の席に頼んでもいない芋焼酎を店員さんが間違えて持ってきたのです。その場で私じゃありませんと断ったのですが、恐らくその分が私の会計にカウントされてしまっていたのでしょう、ジーザス。
しかし、レジで文句も言えず、というのももしかするとそれは私の勘違いかもしれないからです。財布からお金を取り出しながらなんか違う、違う、これは明らかに高く請求されていると言へ私よ、、と悶々としながらも、どこか聖人君子でい続けたい私は、そのチャレンジが失敗することを恐れて、
前段で感じた、
この旨さならば高く払ってもいい、
と感じたあの偽善的で気取った感情を担保に、自分を抑え、その場を、蛇に睨まれて動けなくなった蛙がなすすべもなくそのまま補食されるがごとく過剰な支払いを済ませてしまったのです。
そして、きっとそのお金は誰に気が付かれることもなく、レジの奥へとしまわれたのです。多分、店員さんも気が付いてないからです。
無駄な犠牲。 こうなると宇宙に、何かを願わずにはいられないのです。