こんにちは、コミュ障、INFPの管理人田中です。
先日、コンビニでこんなことがありました。いつものように水と缶コーヒーを買おうと行きつけのコンビニに立ち寄ったんですが、見知らぬ店員さんがいました。年齢は20代くらい、茶髪でキリッとしたお姉さんです。店内に入る前から、その店員さんがジッとこっちを見ているような気がして、なんだか居心地が悪い…。でも気にせず商品を持ってレジに向かいました。
「袋に入れなくていいです」の解釈がこんなに難しいなんて
レジでのやりとりはシンプルなものでした。店員さんが「袋に入れていいですか?」と聞くので、私は少し考え、「いいです」と答えたのです。普段ならそれで終わるところ、この店員さんは目を見開き、少し身を乗り出して、
「それは、袋に入れなくていいです、という意味での『いいです』ですか?」
(※解説:この時代はレジ袋は無料で配布されており、レジ袋に商品を詰めるのが当たり前でした。)
え…?なんでそんなに攻めの姿勢?というか、若干高圧的に聞き返されてしまいました。思わず一歩引いてしまいましたが、急に何か反論したくなって「そ、そうです」と返答。その場はそれでやり過ごしたものの、なぜか後からじわじわと悔しさと怒りが込み上げてきました。
頭の中で勝手にシミュレーションが始まります。「あなたね!お客にそんな言い方はないんじゃない?」と毅然とした態度で反論する自分を想像してみたり、冷静に指摘する自分を妄想してみたり。でも、実際にはそんな勇気はなく、「ありがとう」とも言わず無言で店を後にしました。やれやれ、コミュ障の自分が恥ずかしいです。
レジ袋の「いいです」は何を意味するのか問題
そもそも、「袋に入れていいですか?」って、ちょっと混乱する質問だと思いませんか?「はい」って答えたら袋に入れてくれるんだろうけど、「いいです」って言ったら、それは「不要」という意味に取られる場合もあるし、やっぱり言葉ってややこしいものです。
例えば、私が「レジ袋はご利用ですか?」と聞かれたなら、「はい」か「いりません」とか、もう少し素直なやり取りができたと思います。でも「袋に入れていいですか?」という聞き方だと、どちらにも解釈できてしまうんですよね。あの場面、もう少し質問を工夫してくれていたら、あの店員さんとも穏やかにやり過ごせたかもしれません。
コミュ障に優しい接客ってなんだろう
思い返せば、私も若い頃、コンビニでバイトをしていた時期があります。お客さんによっては不機嫌そうに見えたり、嫌な態度の人も確かにいましたが、それでも「接客だから仕方ない」と自分を納得させていたものでした。だからこそ、あの日の店員さんの態度にはちょっとモヤモヤを感じてしまったんです。
とはいえ、私のような曖昧な受け答えをする「バカな客」も世の中には多いでしょう。もしかしたら、店員さんも過去に何度も曖昧な返答に困惑した経験があって、少し感情が表に出てしまったのかもしれません。それを考えると、どちらかが悪いというわけではなく、コミュニケーションがうまく噛み合わなかっただけなのかもしれません。
コミュ障もスッキリ答えられる魔法の返し方を考えてみる
「レジ袋はご利用ですか?」というシンプルな聞き方なら、相手の意図も明確で、こちらも「いりません」や「お願いします」とスムーズに返せる気がします。むしろ、質問が「袋に入れていいですか?」だと、考え込んでしまうことが多いかもしれません。コミュ障の私には、なるべく分かりやすく、シンプルにしてもらえるとありがたいですね。
内心の葛藤を乗り越えられる日は来るのか
結果的に、「言い返したいけど言えない」自分が恥ずかしくもあり、情けなくもありました。もっとも、いきなり「それは何の意味での『いいです』ですか?」と高圧的に聞かれることは想定していませんでしたし、内心で勝手にシミュレーションしても、現実ではなかなかうまくいかないものです。
「いつかこの店員さんもDQNな客に怒鳴られる日が来るかも」なんて考えてしまう自分もいますが、同時に、「自分ももっと正々堂々と振る舞いたい」と反省する自分もいます。結局、接客業においても、客においても、お互いに気持ちよくやり取りができるのが一番なんですよね。
それでも「コミュ障」ゆえ、正当なクレームもろくに言えずに引き下がってしまう私…。今日も心の中でそっと、「接客も楽じゃないよな」とつぶやきながら、コミュ障生活を歩んでいくのでした。