自分の声が気持ち悪い
口数が少ないと自分の声を聴く機会も少ない、というか発声の絶対量が少ないのでそうなっても仕方ないのですが、ある時ふと自分の声を聴く場面というのがあります。 スマホでふと録画した際に自分の声も入りこみ、それを聞くという具合です。
で、この自分の声というのがまた何とも気持ち悪いんですよね、キモイんです。
このキモイと感じるメカニズムは、
⇒自分の声の振動が頭蓋骨にも伝わりその振動を受けながら耳に響くので実際に人に聞こえている声と印象が違う、ということだそうです。
中から響く声と外へ向かう声では違って聞こえて当然という感じがします。
でも、録音した声と自分が認識している声が違うからと言ってそれが「気持ち悪い感じ」に聞こえるという理由にはならないような気がします。 違和感はあっても、キモイ、そう感じてしまうのはなぜなのでしょうか。
この現象というのはどうやら、プロの歌手でさえそう思うことが少なくないようです。つまりは誰しもに当てはまる現象であるということです。
でもほとんどの人が(自分の声をきくと)気持ち悪い(声)と思っているその人の声なわけですが、実際は全然そんなことはありませんよね?
声がキモイ人はそんなにいないと思います。だいたいはそれらしい個性として受け入れられるものです。 つまり、自分の声もまたそういうものであり、そんなに気持ち悪いものでもない可能性のほうが高いということです。
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というのは、一般論です。 これが私の場合だとそうはいかないんです。私は実際に嫁に「俺の声ってどうかな?録音した声聞いたらなんか気持ち悪いんだけど。」と聞くと「キモイ」と言われます!
やはり、ドモリ持ちでコミュ障なのであまり発音が得意でなく、結果として声にもそういうのが滲んでいるのかもしれませんよぉぉぉorz と。
そう、コミュ障の方の場合は注意です。 コミュ障だとメンタル的にもオドオドしているので、モゴモゴと喋ってしまいがちです。その結果、口を動かす発音周りの筋肉の伸びが鈍いまま硬直してきっちりと発音できず、結果キモイ声になるというものですね。
だから、
「自分の声なんてみんな気持ち悪いと思うもの」なんていう言葉は鵜呑みにしてはいけません、マジでキモイかもしれないということです。
でも、これはトレーニングで改善できるそうです。
人間は自然と自分の声色を最適化するように発音しているものだそうですが、それは自分の頭蓋骨を通して聞こえる音色に対して処理されているものだそうです。つまり、今の自分が感じるキモイ声というのは飽くまで録音した段階でのキモイ声なのです。
ということは録音したときにこれは気持ち悪くないぞ、と思える発音を練習すれば自ずとその発生方法が身に就くということです。
あと、荒療治ではありますが、人間には接触すればするほどそれに親しみを覚えるという心理学的効用があります。その特性を応用して、何度も何度も自分の録音した声を聴いていくと、好きになれるということもあるそうです。 もっというと、仮に声が事実キモかったとしても、何度も関わっているうちにその声に親しみを持ってくれるということもあるということです。 確かに、実際声が気持ち悪い人というのもいますが、だんだん会ううちに慣れてきますよね?そういうことだと思います。