こんにちは、INFP-Tの田中です。世の中には「性格は変えられる」とか、「ポジティブになれば人生が変わる」という声が溢れていますよね。でも、本当にそうなのでしょうか?
私は1980年生まれ、営業職に従事している一介のサラリーマンです。仕事柄、毎日コミュニケーションを欠かすことができませんが、正直に言います。私はいまだに人と接することが苦手です。そして、それを克服したとは到底言えません。
営業職という選択:なぜ苦手な道を選んだのか
営業職を選んだ理由は明快でした。「この暗い性格を変えたい」。その一心でした。しかし、現実は厳しかった。入社当初、朝目覚めるたびに胸がざわつき、出社が近づくと「このまま電車が止まればいいのに」と思うほどの絶望感に襲われました。
それでも、毎日仕事を続けました。少しずつスキルが身につき、会社に行くのが死ぬほど辛いと思うことは減りました。でも、心のどこかで「人と話すのは嫌だな」という気持ちは薄れるどころか、むしろ強まっていったのです。
人間関係の成長とは何なのか
経験を積むほど成長する、それは多くの分野で真実です。ですが、人間関係においてはどうでしょう? 私は今、こう考えています。「人と親しくなるスキルは、持って生まれたものが大きい」。特に、誰かと打ち解ける力や自然な会話を楽しむ能力は、簡単に後天的に身につくものではないのではないか、と。
もちろん、最低限のコミュニケーション能力は鍛えられる部分もあります。ただ、それを超えて深い親睦を築く能力は、先天的な性格や気質が関与する部分が大きい気がしています。
「無理して明るく」だった過去の私
20代前半、私は暗い自分を隠すために明るく振る舞おうと必死でした。おどけたり、テンションを上げてみたり。それは、暗い自分を否定する行動でもありました。
父親が無口で落ち着いた性格だったこともあり、「自分はそうなりたくない」と感じていました。しかし10年経った今、ふと気づけば、自分がその父親のようになっているのです。
「変わらない」という現実と向き合う
私の経験から言えるのは、人間は簡単には変われないということです。でも、それは悪いことではないのかもしれません。変わらない自分を否定するのではなく、「これが自分だ」と受け入れる。その上で、どう生きるかを考える方が、よっぽど健全だと思います。
例えば、私の場合、営業職として最低限のスキルを活用しながら、個々の深い人間関係にこだわりすぎないスタンスを取るようにしています。そして、時には文字を通じて自分を表現することで、対面でのコミュニケーションを補っています。
最後に
もしあなたが、自分の性格に悩んでいるなら、まずはその性格を「変える」ことではなく「活かす」ことを考えてみてください。暗い性格も、静かで誠実な個性として輝く場面は必ずあります。大事なのは、それを見つける旅を諦めないことです。
私もまだ旅の途中です。少しずつ、自分なりの答えを探していこうと思っています。あなたも、一緒に探してみませんか?