点呼、緊張して苦手
こ、こんにちは。INFPでHSPな管理人です。
さて今日は、点呼で緊張する、あの場面です。
普通の人からすればまるで理解されない、どんだけ神経細いんだ、ナノファイバーかと突っ込まれそうなくらいに思われかねないのですが、私のような過敏な人間にとっては一大事なことです。
名前、本来それは美しい響き。人は自分の名前を呼ばれることで相手に親しみを抱き、また自らの存在を改めてしっかりと確かめることができます。
しかし、それが時に凶器と化すことがあるのです。魔王が下す弱者への凌辱の決断、淡々と職務を執行する処刑人の冷徹な裁き。
「はい、安藤さーん」「はい」
「笠井さーん」「はい」
・・・、あ、あと前三人しかいないぞ、ど、どうする
「斉藤さーん」「はあい」
「鈴木さーん」「はい!」
ドクんドクん、あ、あと一人
「夏木さーん」「はい」
時を操る神になりたい。今、時間を止める時が来た。私の采配でこの世の時間を止めて見せよう!大地を惨禍に誘う嵐も、平和を謳歌する小鳥のさえずりも一瞬にして止めてくれよう。この世には喜びも苦しみもない ―すべては無に帰するのだ!ふはははは!!
「田中さーん」
・・・、(ふぁ、は、何っ!?おかしいぞ、今、時を止めたはずなのに時間が動いているぞ、、、ま、まさか、時間が止まっているのは私のほう、、に、人間どもめぇぇぇ!!)
「もっと大きな声で、もう一回」
「ひゃい」
声が裏返る。または痰がのどにからんだような濁った声になり、周囲の微妙な反応、さらに気まずい。もう、今日は1日分の仕事をした、どうか解放してくださいと星に願うのでした。
点呼に緊張するのは加齢とともに克服できる
でも大丈夫です。これって若いうちだけで、そのうち気にするほどでもなくなるようになってきます。私は今でもちょっと気恥ずかしげな感じで点呼時に返事はするものの、それほど「ギャー」という感じでもなくなりました。若い時分の自意識過剰がもたらす現象にすぎなかったんだと、いまではそう思っています。