INFP型・HSPのブログ

MBTi診断INFP型でHSP、40代家庭持ち営業マンの日記

上司に辞めると言いづらい

私がもっとも苦手とすることの一つに組織を離れるときにキッパリと「辞める」と言いづらいということがあります。今までも、覚悟を決めては心が折れ、早く伝えなくちゃ、とハラハラしてはタイミングを逃し、明日こそは、、を繰り返し最後ににっちもさっちも行かなくなって切り出すというパターンでした。

愛の告白と同等の緊張感があります。否、愛の告白はただダメであっても自分が傷つけばいいだけの話ですが、組織を離れる、それも仕事を辞めるなんていうのは裏切り行為なんじゃないかという自責の念に駆られ、まるで銀行強盗でも働いているかのような、とんでもない悪事を計画しているような罪悪感の炎に身を焦がさずにはいられないのです。

地獄です。辞めると思い立ち期限を決めた場合(次の職場が決まったなど)、逆算して退職の意思を伝えるために必要な期間は、、、今日!今日だ、、なのに今日言えなかった、明日、だめか、明後日!、予定が合わない、次こそは!!と、、ぐるんぐるんと心はそればかりに囚われ、まるで諸悪の根源たる死神の王に、歯が折れるカッターナイフでカチカチと3センチほど刃を剥いた状態で挑むような無力感に包まれるのです。

でも言わなくちゃ。逃げちゃいけない。こんなにいい上司、いいメンバーに囲まれても自分が将来を託す場所がそこではないと決心がついたのならば。

「上司さん、折り入ってお話があるのですが」

それさえ言えれば後は引き下がれないムードから自動的に口をついて言葉が出てきて、

言ったあとは、きっと晴れやかな未来が待っているのだから。