INFP型・HSPのブログ

MBTi診断INFP型でHSP、40代家庭持ち営業マンの日記

人に注意するのが苦手

人を見ていて、間違っていることにはすぐ目がいきます。いや、それが社会の規範に照らし合わせてどうなのか、それはわかりません。なぜなら、私の場合はあくまでも自分の主観で判断しているようなところがあるからです。つまり、自身は誠実であり世の中に対して善の気持ちしか持っていないと考えているような節があって、そのフィルターを通して見た時に他人の行いが間違っていると感じた時、胸のドキッと締め付けられるような感覚をもって善悪を判断しているような身勝手な判断を下しているような所があるからです。

それからじわじわと、「あれはよくない行為だ、私の気持ちもこんなに騒がしく乱れている、私をざわつかせるあの人の行為は、間違っている」といよいよ意識に登ってきます。

間違っている、ならばそれを正すべくその人に注意すべきなのでしょう。

しかし私ときたらどうでしょうか。 心の中であの人はなんて人だと感じて不快なやるせなさを抱いたままじっと時が過ぎ去るのを傍観しているような態度をとってしまいます。

例えば仮にそれが自身に害のおよぶ行為だったとしてもきっぱりと、やめて、と注意できないのです。

そんな調子ですから、もちろん、自分には直接被害の及ばない他人の周囲に対する不適切な行為に、「それはやったらダメなんじゃないの?」という注意ができないんです。

立場上、自分が注意しなくてはならないときも(そのコミュニティに長くいるとそういう立場になってきます)、注意することにすっかり怖じけづき、ひるんでしまいます。

さあ、どうやって注意しようか、 でももしかすると悪気はなかったのかもしれない、 注意することで傷つけてしまうかもしれない、 そしてその反動で私は憎まれてしまうかもしれない、

と、どんどんと私の中の正義は、糸が切れた風船のようにどこかへと流れるように飛び立ってしまい、

あとに残ったものは、空気を入れるときに唇に付着した風船のゴムの、あの苦々しいかすかな粉、頼りなくおぼろげな不完全燃焼ガスとなって心の奥底に沈殿していくのでした。

でも、本当は人に注意はすべきだと思います。 注意して嫌われることもあるかもしれませんが、注意しないで嫌われることもまたあるからです。特にチームを取りまとめるような存在になってくると。