バカで無駄が多くて話が回りくどくなり下手になる
さて、問題です。
答えが2になるように導く数式は?
はい、1+1ですね。 これはシンプルでしょう。
他にも2+0、3-1、2×1、2÷1、といった答えでもいいと思います。
でもやっぱり1+1=2にかなうシンプルさはないですよね?
コミュニケーションもこれだと思います。
頭がいいほどシンプルで会話もスマート、バカでコミュ障ほど話しが回りくどく伝わらない
会話というのは、いかに当たり障りなく当たり前にシンプルにパンパンパーンとテンポよく返せるかの方が大事です。 これを変にウケを狙って捻っていたりするとテンポを外したり、はたまた相手にリアクションをとりづらい印象を与えてしまうため、結果カラミヅライやつだと思われてしまうようになるのです。
だから、ベタです。 奇を狙う必要などないのです。
ベタに当り前に1+1=2というようなどうでもいい話しをいかにテンポよくできるかが会話力だと思います。
この1+1=2というベタができる上で、さらに高みを目指して、ひねりを入れる、例えば1+2÷2=2というのはアリだと思うのです。 ベタな会話に機転を入れて気の利いたことを言うという話術はコレにあたるでしょう。 話し上手な人はこれができる人です。 普通の会話ができる前提でところどころ機転を利かせるという話術です。
一方、コミュ障はどうか。
コミュ障は基本的にバカなのです。 ワタシもバカなのでよく分かりますが、話が回りくどくなりますよね? そもそも話すことじたいできません、というコミュ障論もありますが、必要な会話はできると思います。業務連絡的な感じのやつは。
でもその話しすらなんか無駄にクドクドしてしまうという。
いや、コミュ障はそもそも話すのが苦手なのですからスパッとシンプルに答えたらいいんですよ、でもダラダラと答える。
例えば、ワタシはこの間、6歳のこどもに
「てした(手下)ってナニ?」
と聞かれました。
「アレしなさいという人のいう事を聞いて何かをやる人」と答えたらシンプルなわけですが、ワタシはわざわざ
「ええっと、エライひといるよね? 先生みたいな人。 そういう人のお手伝いをして、一緒になんかやったり、あと、生徒みたいな人」
とかなんか訳の分からない答え方を、こども相手にしどろもどろになりながら答えたのです。当然ですが、
「エライってナニ?」
とかこどもに聞き返されててそれが子供にわかるように今一つ説明できないのです。もういろいろと表現を変えてくどくどと説明するのですけど、子供はポカンとしている。
見かねて嫁が前述の表現を用いたところ子供は「ああ、そうか」と一発と納得したわけです。
そう、シンプルに説明できないのです、バカだから。
で、こういう癖はコミュ障はあると思います。
変に頭がいいというのもあるでしょう。
答え「2」を導くために2の二乗を2で割り、それを10で割りそれに1.8を足すというような思考をしてしまい、変に脳メモリを使っているといいますか。
だから、ただでさえ人と話しをすると疲れる性癖なのに、さらに脳も無駄に使ってしまうので非効率だという。
この文章自体もなんかまとまりがないでしょう?
なんかもっとシンプルに説明できるのでしょうけれでも、こういう感じでダラダラと無駄が多い、これぞコミュ障なのです。
もう情けなくなります。
でもまぁ、無駄な思考をしてしまうという思考のクセの持ち主は、クリエイティブな才能もあると思っています。 やはり世の中を変える人という人というのはどこか変人で常識外れであり、必ずしも社会性のある立派な人間であったかというとそうではないエピソードがチラホラとあげられるからですね。
そういった意味では、不便な脳みそ、そのおかげでコミュ障を被ったりもしているわけですが、一筋の光にかけて何か芸術的なものに取組んでみるというのもアリなのではないでしょうか。