こんにちは、INFP-Tの田中です。40歳は別名「不惑」と呼ばれます。「迷わない年齢」とも言われますが、正直、私は全然そんな境地に達していません。むしろ迷いっぱなしでした。
特にここ最近、職場環境や激務への不満が募り、「もう転職するしかない!」と思い詰めた時期がありました。でも現実は甘くない――そう思い知らされるまでの話を今日は書きたいと思います。
迷い続けた40代、転職活動への挑戦
私は現在、営業職で年収500万円ほど。高卒の自分にしては恵まれていると思いますが、家族を養うには十分とは言えません。それでもこの仕事を続けるのが辛く、営業の仕事そのものにも疲れ果てていました。
他人に頭を下げ、調整を繰り返す毎日に疲れ、もっと自分に合った静かな職種を探したい――そう考えたのです。しかし、家族持ちの私にとって収入が落ちるのは大問題。転職活動を始めたのは、そんな葛藤の中でした。
「あなたならいける!」とエージェントに励まされ、転職サイトに片っ端から登録。希望の求人を見つけては応募し、「今の職場を抜け出せる」と信じていました。
でも、現実は違いました。
転職市場の厳しさと挫折
最初は楽観的でした。ですが、応募するたびに書類選考で落ち、20社以上からお祈りメールが届く頃には、すっかり自信を失っていました。
ふと、妻の占い好きのお母さんの「転職に向いてる年回りよ」という言葉が頭をよぎります。でもその言葉すら虚しく感じるほど、現実は厳しかった。
収入が大きく下がる求人しか残らず、「これでは家族を路頭に迷わせる」と感じ、転職活動そのものをやめざるを得ませんでした。
そんなある日、酒を飲みすぎた深夜、私は決意しました。「この仕事をやり抜くしかない」と。
覚悟を決めた44歳の転機
覚悟を決めると、なぜか気持ちが軽くなりました。不思議なことに、職場での小さな問題が気にならなくなり、困難にも前向きに取り組めるように。
ある日、思いがけず大きな契約が決まりました。それまでの私なら、「たまたま運が良かっただけ」と片付けていたでしょう。でも、この時は違いました。覚悟を持つことで「結果がついてきた」と思えたのです。
最後に:44歳、不惑の意味を見つける
転職活動を経て私が学んだのは、「覚悟」が人生を動かす力になるということでした。もちろん、誰もが転職に失敗するわけではありません。でも、壁にぶつかった時に大切なのは、自分自身と向き合い、覚悟を決めることではないでしょうか。
あと20年働かなければなりません。でも、覚悟を持った今の私なら、きっと乗り越えられる。そんな気がしています。
あなたが同じような迷いを抱えているなら、この話が少しでも力になれば幸いです。