INFP人生記

著者:MBTI診断INFP-T/男/家庭持ち/1980年生/吃音/HSP/営業職

INTJの『殺意の目』の真相:冷徹な上司が抱える本音とは?

INTJの「殺意の目」の真実―職場で感じた冷徹な眼差しの裏にあるもの

INTJタイプの人々に対する噂の一つに「殺意の目」というものがあります。これはまるでサイコパスのような冷たい目つきであったり、修羅のごとく激しい目つきであったりと、さまざまに表現されます。筆者自身も、かつての職場でINTJ-Aの上司と接した経験があり、その「殺意の目」に恐怖を感じた一人です。しかし、実際にINTJが持つこの目つきは何を意味し、どのように理解すべきなのでしょうか?この記事では、INTJの特徴や心理に基づいて、この「殺意の目」について考察していきます。

 

※この記事はあくまでINFPの私が対峙したINTJ上司に対する主観であり、INTJの方に向けて全般的に総括しているものではないことをお断りいたします。

1. 「殺意の目」とマイクロマネジメント

私がかつて経験したINTJの上司は、非常に頭脳明晰でロジカルな人物でした。

しかし、その性格は部下にとって、厳しく、時に恐ろしいものでした。特に印象に残っているのは、その上司が部下を詰める際に見せた「殺意の目」です。

INTJ 殺意の目

営業報告で「設置場所がないため提案が通りませんでした」と報告すると、

「なんで?あるだろう、ちゃんと探したのか?」と、

執拗に「なんで?なんで?」と問い詰めてくる。そしてその目つきは、まさに冷酷そのものでした。

(あまりにも「なぜなぜ」と問われるものですから、私は、何度も、「それは私がこの世に生を受けてしまったからです泣」とこぼしてしまいそうなくらい追い詰められ、ノイローゼになりそうだった時代でした。)

 

頭の中で理論が組み立てられていく様子を反映してか、相手を見つめるその目は鋭く、感情のかけらも感じられないほどでした。

このような目つきで追い詰められると、部下たちはどうしても防御的になり、言葉に詰まりがちです。そして、なぜか何を言っても否定され、次第に自信を失っていきます。

INTJの上司は、細かい部分にこだわり、業務のあらゆる側面をコントロールしようとします。これが「マイクロマネジメント」と呼ばれる管理方法で、部下に過剰なストレスを与える典型的な手法です。INTJの当時の私の上司がこうした細部へのこだわりを持つのは、完璧を追求する性格ゆえであり、理想と現実のギャップに苛立つことが原因だったと思います。

2. アイデアマンとしての「殺意の目」

INTJは「建築家」や「論理学者」とも称されるように、驚異的な洞察力と創造的なアイデアを持つタイプです。

私の上司も、頭の回転が非常に速く、よく突飛なアイデアを思いつきました。しかし、そのアイデアを部下に強要する際、目に宿るのはまたもや「殺意の目」。その鋭さと執念深さに、部下はよく圧倒され辟易としていました。

「ティンティンティーン💡」と閃いたとき、その目はまるで獲物を狙う捕食者のように光ります。

INTJ ひらめいた時の目

 

部下としては、そのアイデアに振り回され、無駄な残業が増えたり、進めていた仕事が白紙に戻ったりすることも少なくありませんでした。こうした「アイデアマン」的な一面が、時に周囲にとってはプレッシャーとなり、特に部下にとっては恐怖の対象となるのです。

3. INTJのサイコパス的な側面と「殺意の目」

INTJ サイコパス的な殺意の目

 

 

私が特に感じたのは、INTJの冷徹さです。普段は穏やかに見えるその上司が、一旦スイッチが入ると、執拗にミスを追及し、理屈をこねまわしては相手を打ち負かそうとする姿勢が非常に恐ろしかったのです。そんな時、その目は冷たく、まるで感情を持たないサイコパスのように見えました。しかも、相手に誤りを認めさせようとするそのしつこさは、まさに蛇のような冷酷さを感じさせます。

しかし、そのINTJ上司にとってはこれが「正義」なのです。間違いを正し、物事を理論的に進めることがそのINTJ上司にとっての目標であり、それを邪魔するものは容赦なく排除しようとします。自分の信念に忠実であり、そのためには冷たい目つきさえも必要な手段と捉えているのかもしれません。

4. 一人になると変わる「殺意の目」

一方で、不思議なことにそのINTJ上司は、二人きりになるとその「殺意の目」を見せなかったのです。集団の中で威圧的に振る舞う一方で、二人きりの時はどこか内気で、少し気まずさを感じさせるような姿を見せるのでした。

この変化から、INTJが本質的には孤独を好む性格であり、集団の中でパフォーマンスとして「冷たい目」を使っている可能性が考えらる、そう思いました。

実際、INTJは生真面目で、自己にも他者にも厳しい一方で、孤独を愛する傾向があるといわれます。そのため、集団の中での冷徹な態度は、彼らが感じるプレッシャーや期待に応えようとする結果かもしれません。そして、その厳しさが、外部からは「殺意の目」に見えるのかもしれないのです。

5. INTJの本質―殺意の目は誤解か?

最終的に、INTJの「殺意の目」は、彼らの性格や生き方の表れと言えるかもしれません。INTJは、理論や合理性を追求し、ミスや矛盾を嫌う性格です。そのため、他者の非合理な行動や誤りに対して厳しく接することがあります。しかし、その厳しさの背後には、理想を実現したいという強い意志と、自己に対する同様の厳しさが存在します。

また、INTJは知的であるがゆえに、他者とのコミュニケーションにおいてフラストレーションを感じることが多く、その結果、冷たい目つきが「殺意」として捉えられることもあるでしょう。彼らにとっては、他者とのやりとりが単に効率の悪い作業に感じられることが多く、その苛立ちが目つきに表れるのかもしれません。

まとめ

INTJの「殺意の目」は、彼らの厳しい性格や生き方が反映されたものであり、必ずしも悪意を持っているわけではありません。むしろ、理想の追求や自己の信念に基づいた行動が、他者には冷徹に見えてしまうだけなのです。私の経験を通じて感じた恐怖は、INTJの合理性や完璧主義の表れであり、それを理解することで、より適切にそうした方と向き合うことができるでしょう。

INTJ上司との関係に悩む人は、彼らの「殺意の目」の裏にある本音や信念を理解し、過度に恐れずに接することが大切です。冷たい目つきに惑わされず、その奥にある知的な厳しさを理解することで、職場での対人関係もより良いものになるはずです。