最初の言葉を繰り返してしまう、喋り出しでどもる(吃音)
INFPでHSPの管理人です。
あ、ああの、さ、最近なのですが、私、ドモリまくるようになって、私の足がついた地面でだけ、大地震が起きているかと思うくらいに、ああああああああ、ああのあのあおと、吃音を発するような錯覚。 なんか、リズムをとるように、そ・それで、という感じで、出てしまいます。 特に、黙った時からの第一声が難しいです。
もともと、私は子どものころに吃音持ちで、
「お、お、おかおかおかお母さん」
とよくどもっていたそうです。
近頃よく嫁にネタにされまくり、改めてこの症状が再発したのだということに気付いたのです。
よく、ドモリは大人になるにつれて症状が和らぎ、ほとんど気にならないレベルになると言われますが、私の場合は、最近(ここ数年 ※30歳半ばくらい)、リラックスしている状態でも吃音が出る、というよりも、独り言でも、最初の言葉を繰り返すようなドモリ具合なのです。
そして、
なんというのでしょう、ドモる内容も、ただ頭文字を繰り返すだけではなくて、語彙単位で繰り返すような感じなのです。
「それはですね」という言葉だと、
「あ、それはそれはそれはですね」という感じです。
かつてはドモっても、だいたい2語までで、よく、部活で先輩に返事するときに、ビクビクしながら 「はい!はい!!」という具合に吃音し、(←「は、はい!」ではないのがポイント)
「2度返事するな!ナメているのか!!」
とどやされ、
「す、すい、すいません!」
というように謝っていた記憶があります。
が、最近はこれが3語以上の文節で、つまり同じ言葉を繰り返すようにアタフタっと話してしまうのです。
一般的に吃音は、脳機能の問題で、簡単にいうと震えが反射的に起こる癖のようなものだから、自分でコントロールできないところで、勝手に、喋り出すときに繰り返してしまうものだと言われています。 が、大人の場合はそうではないのでしょう。
大人は子どもに比べて場数を踏んでいるものですから、発声もこなれてくるがゆえに、失敗率も下がると。
でもなんというか、思うに、
相手との会話のリズムが読めずに、厳密には相手に遠慮しすぎて、「今喋っていいかな?いいかな?」と恐る恐る、話しかける時に思い切って!という変な力みで、結果どもってしまうのではないでしょうか。脳機能以前に、心理的に切迫しており心が揺れながら話すためにそうなるのではないかと。
で、この解決策はもう一つしかありません。 厚顔無恥なやつになることだろうと。動じない心でいればきっとドモらずに済む、そう思っています。
でも、これだけでは、私の「独り言」でも吃音するという現象は説明できません。
いや、でも説明できるのです。それは、独り言のときもどこか空想の中で誰かを思い浮かべて、その妄想の中の人物に遠慮しているのではないかということです。
編集後記
この記事をアップしてもう5年くらいになりますが、やはり吃音は治りません。
いくら自信をつけようが、ふいに吃ります。
ただ、どもらないようにコントロールするコツは技術的につかめるようになってきました。
それは、言葉と言葉をつなぐ間の「間」を意識して、ぴたっと止めるようにすることです。一気にガーっとしゃべりたくなりますが、心の筋肉でそれをおさえるように、ぐっとスローな感じになるように意識するのです。これだけでだいぶ、聴き取りやすくなるようです(周囲から聞き返されることが少なくなりました)