人見知りで内気・内向的なのにプレゼンが上手い!逆に言えばコミュ障でも発表系は練習次第できる。
こ、こんにちは。普段はそれなりに気丈な自分を取り繕っていても、コミュ障な自分が歳を取るにつれてああ人生詰んで行っているよなとふと絶望的な気分に陥る管理人でございます。
先日ふと2chを見ていると、コミュ障なのにプレゼンが上手いとかいうスレがありつい見入っていまいました。
プレゼン、というのは念のため解説しておきますと、人前で何かを提案するために発表する、コミュ障にとっては、いや外交的な人間でも緊張するであろうあのスクリーンに映し出しながら説明するようなスピーチのことです。
コミュ障がプレゼンするというギャップ感
コミュ障というのはそもそも定義が難しいものですが、内気・内向的な性格で対人が苦手、空気が読めず自分勝手な言動をとったりして周囲に疎まれる、
という状況になり、
社会生活において著しく孤独状態になってしまい、フツーにテキトーに生活することができない、というものだと思います。
が、そんなコミュ障がプレゼンの場になると、なにぃぃぃ!上手じゃねぇか!ということがまれに見受けられるのです。
これ、特に言えるのは普段喋らない系のコミュ障、つまり臆病で内気なコミュ障が人前でプレゼンする時にびっくりするのですが、やっぱり口数が少ないタイプが急に喋り出すととにかく周囲はビックリしますよね?
これが急にコミュ障が頑張ってテンション上げた結果、周囲が引いて相手にされない正体なのですが、とにかくギャップ感がハンパないのです。
うるさいヤツが黙る分には、なんか「まぁ元気がない日もあるよな」で済まされるのですが、逆の場合はそうは思ってくれず、狂ったのか?という判定をなされるのです。
だから、コミュ障がプレゼンが上手いとすごく注目されてしまうものなのです。
そして、ワタシもまた、コミュ障なのにプレゼンが上手いのです。
ん? 人前で上手にプレゼンできるお前はコミュ障じゃないって?
違うのです。言いたいことは分かりますがそういう性質のものではないのです。
また注釈しておきますとワタシは自分でプレゼンが上手いと思っているわけではなくて、周囲からそう言われるのです。
なぜか。
一方通行のプレゼンと双方向の会話は別物
まず会話というのは、相手があるもので一人ではならたちません。
また瞬発力が要求されるので、一つ一つの発言がぶっつけ本番なのです。
だからコミュ障には難しい。内気すぎるとアレコレと考えすぎて発言できない、また逆にベラベラ喋りすぎて空気が読めないタイプは周囲から嫌がられ相手にされなくなるわけですね。
そしてプレゼン、これはひたすら一方通行かつ事前に話す内容が決まっているものです。
つまり、臨機応変に気の利いた立ち回りが必要ないのです。誰でも練習すればできるというわけです。いわば演劇のようなもので、何回も練習する。そうすることで自然と口をついてこなれた言い回しができるし、(そのプレゼンテーションにおいては)どもることも少なくなるのです。
なぜコミュ障なのにプレゼンが上手いのか
コミュ障を自認している人の場合、まず人前で喋ることが事前に分かった瞬間に一気に気分が沈みます。不安と緊張で、それが例え何か月前であろうとも毎日がプレゼンのことで頭いっぱいになり胸が苦しくなります。
その不安をかき消すためには早期に準備して練習して自信を少しでもつけるしか方法はありません。
そこでコミュ障(いやコミュ障というより人前で話すのが苦手であがり症タイプや内気な人)というのは、もう人一倍プレゼン練習に取り組むのです。
失敗するのが怖くてたまらないから練習する、結果、上手いプレゼンをするのです。
これが喋ることに自信がある人の場合かえって練習しないので、出来上がりとしてはまずまずということも往々にしてあると思います。(※もちろん、あぐらをかかずしっかり仕込んでバリバリ完璧に仕上げる人もいます。)
短所を長所に変える、とかいう矛盾した表現が世の中にはありますがまさに話下手だかこそ人一倍練習してプレゼンを仕上げる、ということですね。
人見知りで内向的・内気・気弱といった性格の人は確かに生きるのはツラいのですがやっぱりその不安をバネに努力するという方向に持っていくのがいいのでしょう。
練習することでプレゼンは上手くなる
ここでポイントですが、プレゼンが上手くなる、いや厳密には上手くプレゼンするための方法ですが、これはひたすら練習するということです。
練習なくして本番に臨むと死ねます。 コミュ障だとメンタルも弱いので立ち直りにくく後々にも響くのでたくさん練習するのです。
自作資料の場合は喋りやすいように改善してブラッシュアップする
自分で発表資料を作らなくてはならない場合も、プレゼン練習しながら喋りにくいなと思ったらどんどん資料修正して喋りやすい形に整えましょう。
カンペは作らない
カンペに書き起こす人もいますがアレはダメです。聞いているほうからするとただ音声を聞かされているような退屈感を覚えますし、何よりスキルが上がりません。 プレゼン資料を見た瞬間に何を喋るのか口をついて出てくるようになるまで練習するのです。
練習中にどもっても結構、このスライドで何をいいたいのかが頭の中に思い浮べば大丈夫です。
最終的に現在のスライドを喋っている最中に次のスライドが頭に浮かぶくらいになれば練習完了だと思います。
ワタシは15分のプレゼンだと資料作成に10時間、練習3時間くらいかけます。
プレゼンの名手と言われたアップルの創業者故スティーブジョブス氏も、やっぱりものすごい量の練習をしていたそうです。 出来上がりだけを見ると「天才だから参考にならないよ」と思うでしょうけども、やっぱり練習しまくっていたからこそできたのです。
最終的に人前でも喋れるようになる
こういう人前でのプレゼンをやっていると、だんだんと自分の中でスピーチ力がついてきまして、緊張しながらも人前で何かを喋る時にしっかりとした口調でできるようになってきます。
日本社会ではあまり人前でスピーチする機会というのはないものですから、性格が明るいタイプであっても大勢の前でのスピーチは苦手というパターンが往々にしてあります。 つまりコミュ障でそれまで人とあまり会話経験がなかったとしても、人前で何かをプレゼンしたりスピーチしたりするのは別のスキルなので、後天的に鍛えることが可能なのです。
つまり雑談力=スピーチ力ではないので、雑談コンプレックスがあるコミュ障も諦める必要はないってことです。
しかし、一つ副作用というか落とし穴があります。
それは、
コミュ障なのに華麗にプレゼンやスピーチを決めてしまったがために、
何かそういうのが得意で好きな人そして明るい性格の人間と思われ、周囲からそういう態度(フレンドリー度大モード)で接せされて、本当はコミュ障なのに明るい自分を演出しなくてはならなくなる徒労感が待っています。