父の日、母の日、敬老の日、誕生日などの記念日に何もしない
父の日や母の日、こどもの日、敬老の日、とこの世界にはたくさんの催事があり、その節目で改めて感謝の念を寄せて慰労しようというような風潮があります。
しかし私ときたら今までそういうイベントに何かをしてあげたことがないのです。
誕生日などもそうです。およそ記念日とされるようなものに対する興味が薄く、その際に何かをしようという気がおきません。
もっとも、親族を嫌っているというものではありません。ここまで自分が生きて来られたのもやはり親族がいたからで感謝にたえません。時折ふと父母の至らなかったことが思いが湧きおこりふとそのフラッシュバックに憎悪を抱くこともあるのですが総じて感謝しています。
なのに、何かをしようとしないのです。
気恥ずかしいということもあります。
面倒くさいというシンプルな理由もあります。
それは自分でもよく分かっていません。親族ゆえに気を遣う必要がないと考えて何もしないのかもしれません。ただ私の場合は友人に対しても誕生日などを祝ってあげるというような気が利かないたちなので、そもそも人に対する深い関わり合いを求めないドライな人間なのかもしれません。
ただ、冷徹なわけではありません。見知らぬおじいさんが道で座り込んでいれば当たり前に様子を伺いにいくくらいのことはやります。
やはり、もう一歩踏み込んだ関係になるのをどこか恐れているようなところがあるのかもしれません。
そういえば結婚記念日なんかも言われないとスルーしてしまうので、妻にもよく咎められてしまいます。そう考えると、あれだ、私には日々雑多に考えることが多く思い煩っているがために、必要以上に人にほどこす余裕がないと考えるのが妥当な所かもしれません。