INFP型・HSPのブログ

MBTi診断INFP型でHSP、40代家庭持ち営業マンの日記

ペンタサ、効かない(吐き気と腹痛で悶える)

小学五年の娘に潰瘍性大腸炎が見つかって、入院治療中です。

下痢が収まらず病院を転々とすること半年間、やっと、潰瘍性大腸炎との診断が下されました。

国の指定難病です。

ただ、娘は入院時はピンピンしていました。

とても難病を抱えた子どもには傍目には見えないことであったでしょう。
しかし、絶食と点滴(ステロイドと栄養ざい)が始まると娘は日に日にやつれていき、飲み薬が始まるともう完全にグロッキーになっていきました。

この飲み薬、ペンタサ。
固形の錠剤もあるみたいですが娘は呑み込みが悪く顆粒にしました。

潰瘍性大腸炎の治療薬、ペンタサが合わずさらに症状が悪化

日に日にトイレが近くなり、ひどい時には立て続けに6回ほど、ベッドのそばに置いてある簡易トイレに駆け込むほどで、同時に痛みで悶え、吐き気に朦朧としフラフラとしていました。

絶食から二週間までは順調に回復し、いよいよお粥から回復食を始めた2日後のことでした。

お医者さんも始めは、まだ回復食が早かったのだといい、再び絶食で様子見ということになりましたが、絶食が始まってもどんどん潰瘍性大腸炎の症状たる腹痛と下痢は激しく、それに嘔気を伴うとなると、もうこの世の地獄です。例えが不謹慎ですが、二日酔いの吐き気ですら、人間は1日続くと凄まじい消耗を感じます。それどころではない苦痛が収まらずずうっと続く苦しみ、いつ治るのか分からない不安がまた苦痛を増幅させることでしょう。
これ以上ない拷問、体には点滴、身動きもろくにとれない中、容赦なく襲いかかる腹痛と便意に、消耗した身体をおこしトイレに向かわないといけないのです。

ペンタサの薬に対してはすっかりトラウマ、いや、薬どころか気持ち悪さが続く中、その薬を飲むための水ですら受け付けない状態になっていました。

頬はこけ、肌は青ざめ、唇は白く渇き、目は虚ろ、、あんなに好きだったマンガすら読もうとせずひたすら宙を眺めては、こちらの問いかけにもやっとのことで首をふるくらいの反応しかできない状態になっていました。

いよいよ、最後は、全く飲むことができず、半ば妻に脅されながら、

『これを飲まないと治らないの!』

と攻められ嗚咽のなか、しぶしぶ応じるその姿は拷問意外の何物でもありませんでした。

お医者さんもお手上げでした。

これはよほど炎症が悪化したのか、もしくは、感染症にかかったのかもしれないと便の検査をしましたが、原因を掴み切れずでした。

●ペンタサを飲むのを辞めたら治った

数日、ペンタサを飲まない日々が続きました。するとどうでしょう、みるみるうちに元気になっていったのです。吐き気は収まり、腹痛も和らぎ、下痢は治らないまでも、回数が圧倒的に減ったのです。ただ、下痢の色は緑色でした。胆汁の影響なのか、それとも便検査で出た緑膿菌の影響だったのでしょうか。

●薬アレルギー

つまり、結果、潰瘍性大腸炎の治療薬であるペンタサにアレルギー反応が起きている、というのが診断結果となりました。

どこまでも厄介なこの病気、薬すら副作用を越えてアレルギーを引き起こすくらいの強さ、なんという苦しみなのでしょうか。